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八 角 形 に ゅ ー す

2007年6月3日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

To Reach Out・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 ティエン

教会委員会報告

藤沢ブロック歓迎会を終えて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢3区 前田

教会学校 春の遠足・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日曜学校リーダー 亀井

横浜教区司祭叙階式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂1区 鈴木

一粒会本部委員会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一粒会 鈴木

バザーからのご寄付ありがとうございました

カンボジア福祉と「そば打ち会」

2007年バザー通信 A

典礼と行事予定

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To Reach Out
司祭 ティエン

"reach out"というのは、「手を差し出す、差しのべる」という意味ですが、転じて自分の領域を超えた人々と出会い、交わり、分かち合うことでもあります。

 「何故あなたは司祭になる道を選んだのですか?」「どうして聖コロンバン会の宣教師になろうと思ったのですか?」これは、いろいろな方が、たびたび私に尋ねる質問です。「何故あなたは外国に行かなければならないのですか?」「何故メルボルンにいる私たちの傍で仕事をしないのですか?」「どうして、私たちの元を離れてしまうのですか?」これもオーストラリアにいる家族や友人に何回も聞かれた質問です。難しい質問ですね。何回も「何故」とか「どうして」と、尋ねられますが、私自身もどう答えてよいか分かりません。自分でも、どうしてなのか…答えは何でしょうか?答えを出すためには、自分にも受け入れる側にも、信仰が必要でしょう。

 もちろん、私は家族や友人の近くにいたいと思います。そこは、安心で居心地が良い場所だからです。母国語で話し、文化、食物、考え方など、慣れ親しんでいるものに囲まれていたいと思うことは言うまでもありません。日本に来るために、安住の地を去ることは、簡単なことではありませんでした。オーストラリアには、もっと広くて気楽なところがたくさんあるのに、何故私が日本に行くのか理解してもらえない人もいました。そういう人々は、私の頭が少しおかしくなってしまったと思ったようです。多分、どんな人でもどこに住むか、どこで働くかを選択する時、さまざまのことを思い巡らすと思います。

 私は、長年住み慣れた気楽な環境を離れ、見知らぬ国の見知らぬ人々と"reach out" するよう、神様に招かれている気持ちがしています。難しいことですが、多くの人に"reach out" するためには、自分の壁、自分の領域、また安全な扉を取り外す必要があるでしょう。神の子、イエスは、私たちの所にいらっしゃるために、ご自身の神の国の壁を取り払われました。また、私たちと同じ人間としてすべての人たちに"reach out"するために、ご自分の障壁をも取り壊さなければならなかったと思います。イエス様でさえも、そのようなことをなさることは大変だったでしょう。

 私は、異国の人々に心を開いて、どんな人でも受け入れなければならないでしょうか?神様、今故国を離れて、人々に、特に必要としている人々に"reach out"しようとしている私が、恐れずにチャレンジできますように、私の中に必要な信仰と愛を強めてください。



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教会委員会報告(5月12日)

1.教区センタープロジェクトの現状

 八角形にゅーす5月号に掲載されたアンケート結果報告についてCPT事務局より説明があった。必要性については肯・否半々であったが、必要とする場合でも一箇所に全ての施設を持った大規模なセンターを造らずとも、必要に応じて、周辺の小教区、修道会、カトリック学校等の施設を活用していくという分散型がよいという意見もあった。修道会、カトリック学校に問い合わせたところ、現時点では施設が空いているときの利用については好意的であった。また主だった小教区へのアンケートを実施した結果、多くの小教区が使用されていない時には聖堂、集会室など利用可能との回答であった。しかし500人以上の規模で典礼が行える小教区の施設(聖堂)としては藤沢しかない。今後、教区長の意向、考えも伺いながら、資金面も考慮し、どのような形がよいかを検討していく。構想が一定程度具体的になってきた時点で信徒の皆さんに提示し、ご意見を伺いたいと考えている。

2.湘南台センター作業チームからの報告

 作業チームでは4月22日(日)に湘南台センターを利用しているラティノスの皆さんと、4月28日(土)には、主として湘南台センター利用している北部地区の信徒の皆さんとの話し合いをもった。ふたつの話し合いを通して利用者の皆さんの考え、意向が作業チームにも伝わってきた。またラティノスを含む大勢の方の署名とともにセンター存続の嘆願書も作業チームに届けられた。現在の場所は今年いっぱいを目途に閉鎖されるとしても、以降の活動については、キリスト教精神をもって最善と思われる方法、場所などの対策を模索検討して行きたいと考えている。そのための材料として場所に関する情報収集を北部地区の皆さんにお願いし、今後これをもとに作業チームで検討していく。

3.宣教司牧評議会と地区共同宣教司牧委員会について

 4月8日付けで「共同宣教司牧に向けた新たな宣教司牧評議会と地区共同宣教司牧委員会」という司教教書が発表された。第2ヴァチカン公会議以降の新しい教会法に基づく教区長の諮問機関である「宣教司牧評議会」と、横浜教区創立50周年(1987年)の際に教区内4県が16地区に編成された後、新しい共同体をめざして1988年各地区に発足した横浜教区独自の組織である「地区福音宣教委員会」という二つの組織が見直された。前者は新たな役割と構成メンバーで、後者は「地区共同宣教司牧委員会」として新たな目的をもって発足することになったことが、書かれている。信徒ひとりひとりの共同宣教司牧に対する理解をより深め、その役割を担っていくことができるように、教書の内容、背景そして目指すところなどについて主任司祭に解説していただくことにしたので、是非お聞き下さい。
日時: 6月17日(日)9時半ミサ後 聖堂にて

4.その他 ブロック・活動部担当から

@辻堂:
バザーの準備企画チームのスタッフを募集している
A教育:中高生会の更なる充実を図っていきたい



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藤沢ブロック歓迎会を終えて
藤沢3区 前田

 5月6日藤沢ブロックの歓迎会が行われました。参加者66名に加えて、新任のティエン神父様、山田神父様、そして渡辺神父様が参加してくださり、盛況な会となりました。準備は藤沢3区が担当し、当日は庭から朝摘みの花々を持ち寄ってテーブルを飾り、暖かくお客様をお迎えしました。

大島さんの落ち着いた司会により、初めにティエン神父様のお言葉をいただきました。「私に話すときはゆっくり話してください。」とユーモアたっぷりの前置きに会場は一気に和やかな雰囲気に包まれました。続いて、受洗された方々、転入された方々の10名が紹介されました。それぞれの方が前に進まれ、心に残る良いお話をしてくださいました。

 昼食は、炊き込みご飯、春キャベツと根三つ葉の酢の物、お澄まし、苺、草大福と彩り良い献立です。炊き込みご飯の具は材料別に手分けをして前の晩に煮て、朝合わせて炊き込みました。お澄ましのお豆腐は一椀に2片ずつ用意したのですが、最初に大判振る舞いをしてしまい、最後の方達にはお豆腐がなくなってしまい申し訳なく思いました。家庭的で美味しいと食事中から感想をいただきうれしい限りでした。

 さて、いよいよ余興の始まりです。優雅で華やかな衣装の美女4人のフラダンスが始まりました。3年前に発足した「ハウオリ フラ レディース」の方々です。一曲目の「カナカ ワイワイ」は聖書の中の金持ちの青年の話、2曲目は「月の夜は」でした。しなやかな手と体の動きにうっとりと魅了されました。「毎月第2、4木曜日の午後に練習しています。」と司会者からの宣伝も付け加えられました。続いて、野田さん(F3)によるウクレレと魚の漢字のクイズを楽しみました。魚偏の漢字は知っているつもりでいても、いざとなると読めない字の多さに驚きました。皆さん、どのくらい正解でしたでしょうか。野田さんのウクレレに合わせて、「千の風になって」を安田さん(F1)のリードで歌いました。

 最後は、日曜学校の亀井さん(北1)のピアノ伴奏で、「マリアさまのこころ」「ビリーブ」「鯉のぼり」の3曲を全員で声高らかに歌いました。伴奏者がいなくて困っていた時、亀井さんに急きょお願いをしました。他地区にもかかわらず快く引き受けてくださいました。力強い伴奏のおかげで皆大きな声で気持ちよく歌うことができました。外は大雨でしたが、ホールの中と心は五月晴れで満たされたひとときでした。招待客の半数近くの方々が出席してくださり、歓迎会にふさわしい会となりました。



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教会学校 春の遠足
日曜学校リーダー 亀井

 5月13日、教会学校の子ども達は聖園本部修道院へ遠足に行きました。お天気が少し気になりましたが、見え隠れするお陽様に、みんな心地よく過ごすことができました。参加は子どもが25名、大人は山田神父様、リーダー、保護者の方々で12名とちょっとこじんまりしましたが、電車の乗り降り、修道院までの道(坂道が少々長かった?)もスムーズに行きました。まず、りっぱな門扉が自動で開いてびっくり、さらに迷子になりそうな程広いお庭に2度びっくり(しかも、「まるでお寺みたい!)、子ども達の歓声が静かなお庭に響き渡りました。お弁当を食べて、ボール遊びに大なわとび、そしてあっちこっちへ探検、全体のゲームなど、みんなのアイディアと工夫で思いっきり楽しむ事ができました。広々とした静かな空間と自由な時間、そして何よりあたたかく、おおらかに迎えてくださったシスターの方々に心から感謝しております。子ども達からの元気な「ありがとうございました!」をお別れに、坂道をおりて帰って来ました。

1ねん すず

 わたしは、きょうかいのえんそくでみそののしゅうどういんにいきました。たてものがくらくて、じんじゃみたいでした。はたけのおはながきれいで、さくらんぼのきがありました。さっかーをやって、たのしかったです。しすたーがかっているいぬがいました。いっぴきのいぬが、すずたちがちかくにいくとかくれちゃいました。また、いきたいです。

2ねん あさがお

 さいしょは、りあんと、かりんとおべんとうをたべました。中みは、おにくとおにぎりと、トマトとブロッコリーでした。つぎに、おやつこうかんをしました。もってきたおやつは、ラムネとガムとグミでした。つぎは、にしだりーだーと、りあんと、たんけんにいきました。たのしかったです。またいきたいです。

3年 詢子

 わたしは日曜学校の遠足で、しゅうどういんヘいきました。ついてから、少しあそんで、次におべんとうをたべ、終わってからおやつを食べました。池田三姉妹(なおみちゃん、にけちゃん、るなちゃん)プラス私と、リーダーでたべました。その後、ばん犬のじろとあそんだり、なわとびしたり、たんけんをしてあそびました。おみどうでおいのりをしてかえりました。たのしかったです。

4年 美沙

 私は、はじめて日曜学校の遠足に行きました。はじめてなので、みんなとなかよくできるかな?と思って心配になりました。でも、みそのの修道院についたら、みんなといっしょにボール遊びをして、楽しい一日になりました。また遠足のある時は、みんなと遊びたいです。

5年 治洪

 ぼくは、日曜学校の遠足で聖園本部修道院に行きました。ぼくは最初「つまらない」と思っていました。でも行ってみたら、ドッジボールやおおなわをして、楽しかったです。聖園本部修道院で、犬もさわりました。お弁当は神父さまと食べました。帰りは、おみどうで祈りをして帰りました。思ったより楽しかったです。



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横浜教区司祭叙階式
辻堂1区 鈴木

 横浜教区の司祭叙階式が、5月3日鎌倉の清泉小学校講堂を会場に行なわれました。司祭に叙階されたのは濱田壮久助祭。逗子教会出身28歳。20歳代の司祭の誕生に会場は喜びに満ち溢れていました。約80名の神父様方が梅村司教様と共同司式され、式次第のパンフレット、記念の御絵、そして御聖体までも足りなくなるほど多くの方が参列した盛大な叙階式でした。

 司教様は濱田新司祭に向けて次のようにお話になりました。(要旨のみ)

「司祭職について 自分のやりたいことが前にあってはならない。司祭職を自己実現の道具にしないで下さい。司祭職は神の業。「私」ではなく「神」御自身がなせる業。祈りによって、神御自身が働かれる場を自分の中に作る。私心、野心があってはならない。神御自身が働きやすい器でなければならない。司祭として素晴らしいことが成し遂げられたとしても、一切は神の栄光に帰すべき。自分はこれだけやっている、と思う時、人は高慢になり傲慢になる。そして、人々への不平不満が出て来る。(自分がやったことは)神様の恵みである。
人との交わり 司祭は受肉と過越の神秘を生きる者。人間性に乏しいと、独りよがりになり、人々の躓き、お荷物になってしまう。相手を忍耐と寛容をもって無条件に受け容れることが大切。羊の群れの中に狼を放り込むことにならないよう願っている。司祭職は司教職に参与する。結ばれていることを忘れないように。単に司祭の叙階を受けたから司祭になれる訳ではない。司祭団の一員に加えることは、司祭団から按手を受けることに表されている。秘蹟的兄弟愛に結ばれている。司祭一人ひとり固有の賜物を受けている。違いが生じることはあるが、どの賜物も必要とされて与えられている。自分だけが特別なものを与えられているのではない。
共同宣教司牧 司祭は交わりの人として生きることが求められている。交わりの霊性を促すことが必要。」

 司教様のお話は、会場を埋め尽くした司祭、修道者、信徒、すべての人に向かって話されたようにも思われました。

 式の中で司教から受ける塗油、司祭団から受ける按手、それらを目の当たりにすることによって、司祭がそして司祭職が、深く強く神と人とに結ばれていることが実感できました。当日は4月29日に助祭に叙階されたばかりの谷脇助祭、そして宮内神学生も、奉仕者として活躍していました。彼らの後に、神様の呼びかけに応える青年が続いていきますように。私たちは祈りと共に献金を捧げることを通して、これからも支えていきたいと思いを新たにした叙階式でした。



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一粒会本部委員会報告
一粒会 鈴木

 4月21日司教館で横浜教区一粒会本部委員会が開催されました。要点をご報告いたします。

1)横浜教区神学生動向

現在5名が学んでいる。
  1. 新入生 田辺神学生(末吉町教会出身)
  2. 助祭叙階 谷脇神学生4月29日(日)山手教会12時ミサにて
  3. 朗読奉仕者選任 タム神学生・トウ神学生(ともにベトナム出身)・宮内神学生(藤沢教会出身)2月27日のミサ中
  4. 司祭叙階 濱田助祭5月3日(木)清泉小学校講堂にて

2)東京カトリック神学院への納入金

2007年度、5名の神学生に対して、横浜教区の神学院への納入金は11,259,600円。

3)東京と福岡の神学院の合同

現在準備を進めており2010年度には実現したい。財政問題についても話し合われる。現在福岡は九州管区(福岡・長崎・大分・鹿児島・那覇)で運営しているが、将来合同になった時、16教区で2つのキャンパスとなり、横浜教区は負担増が予測される。

4)東京カトリック神学院の学生数  

札幌2名 新潟1名 さいたま7名 東京8名 横浜5名 名古屋2名 京都2名 大阪3名 広島3名 高松1名 エスコラピオス会1名の計35名及び休学3名

5)海外派遣司祭

保久師 イタリア・ウルバノ大学で博士課程修了、論文審査中。教区に教会法の専門家がいないので期待している。
市岡師 カナダ・トロントのカレッジで霊性司牧神学の修士課程を修了。
岩間師 1月からフィリピンのEAPI(東アジア司牧センター)で研修に入った。
石川師 ブラジルから休暇で一時帰国中。

6)教区司祭介護施設の建設案

聖園子供の家の跡地を提供して頂くことになった。年末か年明けには竣工予定。介護は外部に委託することになる。運営は入所希望者が出たところから開始。定員6名、24時間空調、床暖房。聖堂は修道会と共用。



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バザーからのご寄付ありがとうございました
ハートピア湘南施設長 鈴木

 この度は、藤沢教会バザーの貴重な売上金を社会福祉法人ひばりにご寄付いただきましたことを心からお礼申しあげます。

 平成18年10月に「障害者自立支援法」が完全施行され、サービスの利用にかかる自己負担が従来までの応能負担から定率負担へ変更、さらに食事負担が生じる事となりました。生活保護水準にも満たない状況で、法律の目指す自立、自活の実現は出来ません。障害のある方にとっても、サービス提供する事業所にとっても厳しい現況の中、心あたたまる皆様よりの寄付金は大切に使用させていただきます。

 ハートピア湘南は、平成元年に開所した地域作業所とし、善行地区社協をはじめ民協等、善行地区の方々からの協力を得て運営を続けて参りました。その後、平成10年に社会福祉法人ひばりを設立し、平成11年には、善行地区にハートピア湘南(知的障害者授産施設(通所)、定員:40名)を開設することが出来ました。ハートピア湘南では、障害などの理由により一般企業に雇用されることが難しい人たちが、働くことをとおして、企業への就職を目的とする、施設を自分の職場とするなど、それぞれが想い描く「自分」を目指し活動しています。ここでは、施設開設当初より行っているクリーニング作業に加え、ガラス運搬時に使用する緩衝材の加工、電子部品の組立作業を行うほか、賃貸マンションの共用部分の清掃や企業内での作業等、ご利用者と職員が施設外部に出向いて作業を行うという方法も取り入れています。しかし、ハートピア湘南で働き得られる給与の額は、地域で暮らすために必要な額と比較しまだまだ不足していると言わざるを得ません。仕事を提供くださる方、障害のある方の採用を検討されている企業の方などおられましたら、お声掛け下さいますようお願いいたします。

 最後になりますが、このような状況の中今後とも藤沢教会の皆様の心あたたまるご理解とご協力をお願い申し上げます。ありがとうございました。



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カンボジア福祉と「そば打ち会」
カンボジア福祉基金を支援する会

 毎月第4土曜日にセンターホールで「そば打ち会」が行われています。この会は「桧枝岐裁(ひえまたたち)そば文化創り」と銘打って教会の同好の人々が集まって、蕎麦を打ちそれを食べ楽しみながら、日本の伝統的食文化(桧枝岐村文化)を受け継ぎ守っていこう、という趣旨で始まりました。そば打ちの師匠は倉橋久輝さん。世話人の小藤晃さんを中心に十名ほどの男性が参加して、和気藹々のうちにそば打ちをしています。 桧枝岐村のそば粉を「こね鉢」でこねる人、出来た「そば玉」を打ち粉をつけながら「のし棒」で延ばす人、延ばされた「そば板」を切る人、細く切られた「裁そば」を茹であげる人が役割を分担して、あるいは、一人が数工程を受け持ってそばを作っています。そばが出来上がると、人々が集まって来て「桧枝岐裁蕎麦とおしゃべりの夕べ」が始まります。先月は鈴木、渡邉、ティエン神父様を始め、男性と女性の参加者が酒類と食べ物を持ち寄り、楽しいうちに会話が弾み、お互いに喜びがかわされました。ここでも和気藹々の時間が続きます。

 共に食事をすることが人間にとって大切なことは、言うまでもありません。特に作った物を食することには、喜びと平和が満ち溢れます。和と言う字は、禾と口から出来ています。つまり、物を食べると和やかになり、喜びに満たされることは誰でも経験していることです。この喜びを自分たちだけが楽しむだけでなく、出来るだけ多くの人々に広げようと「そば打ち会」の人々は考えて、皆さんに呼びかけています。

 「そば打ち会」は、蕎麦を打っているだけではありません。バザーのときや年末に教会の皆さんに美味しい蕎麦を提供し、その収益を「カンボジア福祉基金藤沢」に積み立てています。毎月第4土曜日の「そば打ち会」の会費も同基金に積み立てられています。会の活動は、そばを打って楽しく食べるだけでなく、カンボジアに派遣されているJLMM (日本カトリック信徒宣教者会)のメンバーの活動を支える資金提供をしています。したがって「そば打ち会」のもう一つの顔は、「カンボジア福祉基金藤沢」というボランティア活動支援組織でもあるのです。

 JLMM から派遣された方たちは、カンボジア最大のトレンサップ湖のコンポンルアン水上村の水上教会を拠点に、カンボジア・バタンバン教区の一員として活動しています。その活動は、1月と4月に発行された『コンポンルアン通信』23号と26号で詳しく報告されています。とくに26号では「栄養改善プログラムと水浴びプログラム」の記事があり、子供たちの幸福のためにこれらの活動の応援の必要を感じさせます。わたくしたちが「そば打ち」で努力したり、楽しんだり、交わりを深めたりしていることによって、カンボジアのコンポンルアン水上村で生活しているベトナム人の人々の暮らしや衛生教育・識字教育の向上に少しでも役に立っていることを知るのは、われわれの大きな喜びになります。

 6月24日(日)午前11時からセンターホールで、JLMM からカンボジアに派遣されている『高橋真也さんの現地活動報告と体験の分かち合い』があります。これは一時帰国された高橋真也さん(新潟教区・米沢教会)の「カンボジア福祉基金藤沢」への活動報告です。この日には、一人でも多くの方に参加していただき、カンボジアでの活躍と「カンボジア福祉基金藤沢」への理解が深まり、協力の輪が広がればよいと思います。そして、楽しい意義ある「そば打ち会」にも興味をお持ち頂き、ご参加ください。



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2007年バザー通信 A

売り場・企画チームのボランティアを募集します

バザーチーム・リーダー 高久

 皆さまのご協力を得て、バザー準備・企画チームがスタートしました。

 本年のバザーの @宣教の場として Aバザー収益の向上 B共同体の交わり の課題に対して、売り場の品揃え、値付け、会場レイアウト、PRなどに広くご意見、アイディアを提供していただける売り場・企画チームのボランティアを、今回募集いたします。特に今年は10月から始まるゴミ処理有料化に対するゴミ削減対策も重要な課題となります。

 お申し出は、6月17日までに教会事務所内の用紙にご記入下さい。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。



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典礼と行事予定(6月及び7月前半)

  典礼(ミサ時間) 行事予定
6月 1日(金) 初金 例会
2日(土)   北1ブロック黙想会(13:00 全ブロック共催)
教区福祉委員会「障がい共に歩む集い」(沼津教会)
3日(日) 定時ミサ 第5地区共同宣教司牧委員会(14:00 大船教会)
9日(土)   初聖体リハーサル(13:00)
10日(日) キリストの聖体(定時)
(子供と共に捧げるミサ)
初聖体(9:30)
国際部ランチパーティ(9:30ミサ後、雨天中止)
第5地区一粒会大会開催準備会(14:00 大船教会)
16日(土)   定例教会委員会
17日(日) 定時ミサ 司教教書説明会(鈴木師 9:30ミサ後)
鵠沼ブロック連絡会
藤沢ブロック連絡会
辻堂ブロック連絡会
23日(土)   湘南台センタービデオ鑑賞会(「ドン・ボスコ」14:00)
24日(日) 定時ミサ
(北2ブロック担当)
湘南地区聖歌隊交歓会(13:30)
カンボジア現地活動報告会(11:00)
藤沢市内キリスト教連絡会(18:00 藤沢YMCA)
7月 1日(日 ) 定時ミサ 葬儀司会者養成研修(11:00)
6日(金) 初金 例会
8日(日) 定時ミサ
(鵠沼ブロック担当)
鵠沼ブロック集会
15日(日) 定時ミサ  



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