八 角 形 に ゅ ー す

2010年1月23日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

初日の出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 和野

教会委員会報告(12月20日)

「イエス様の誕生」を伝える ― 子供と家族のミサ・・・・日曜学校リーダー 風間

教派の壁を超えてクリスマスのよろこびをともに・・・・・藤沢市内キリスト教連絡会代表 関

ロバくん、きみもファミリー ― 市民クリスマス人形劇―

北2ブロック集会とクリスマス会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湘南台 宮崎

藤沢・野宿の仲間のクリスマス会・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢火曜パトロールの会

マンドリンの音色に魅せられて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 中山

「合葬の園」からのお知らせとお願い・・・・・・・・・・・・・「合葬の園」建設委員会

小グループ活動紹介 「教会の未来を考える会」

がりらや便り

Q & A 司祭がミサのとき着る祭服について教えてください。

秘跡について考える その3 七つの秘跡・・・・・・・・・・横浜教区助祭 宮内

鈴木神父の川柳(続4)

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初日の出 
司祭 和野

カトリック藤沢教会の皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。新年というと、初日の出を迎えて心を新たにするという習慣があります。元旦には、日の出を拝むために江ノ島に行く人々で行列になりますね。この日の出や日の入りは地球の自転運動により起こります。ですが、地上に住む者にとっては、自分が回っているという自覚より太陽が昇り沈むという現象の方が身近になっているようです。

このように地球を中心に天体が回っているとする論理を天動説といい、反対に地球が天体の中で(太陽系では太陽を中心として)公転運動をしているとする論理が地動説となります。17世紀にガリレオ・ガリレイが望遠鏡を用いての観測から天動説を覆していったことは、宗教裁判(ガリレオ裁判)にまで発展したことで有名です。このとき有罪判決を受けたガリレオが「それでも地球は動いている」とつぶやいたとされています。

さて、もし天動説を太陽を中心とした太陽系の惑星に適用するならば、それぞれの惑星が自転をしているわけですから、各惑星ごとに我が星を中心として天体が運行していると感じます。そして、各惑星ごとに日の出日の入りがあるのでしょう。同じ太陽を見ているにもかかわらず、あの星とこの星では違う日の出となります。

こんなことを考えていたら、共同宣教司牧の現状というものもこんなものかも知れないなと思えてきました。これまで小教区は天動説の惑星のように自分たちの地平から教会や教区というものを見定めてきたので、共同宣教司牧という地動説のようなことを言われてもなかなか理解できない。確かに今は、主任司祭制度のもとに小教区として成り立っているので充足しており、各惑星のように自分たちの地平からの日の出を見ていることで満足しているのでしょうか。

果たして、太陽系の中においての惑星のように、第5地区というゾーン(地域)の中での教会という連帯の意識をどのようにして作っていけばよいのでしょう。梅村司教は司牧書簡(2000.12.25司牧書簡「交わりとしての教会をめざして」)で小教区中心主義の克服をもっての諸教会の交わりを示しました。司牧書簡から10年目を迎える今年、わたしたちは惑星フジサワにて今までと同じ初日の出を見ているのでしょうか…。司教の書簡が、ガリレオのつぶやきになりませんように…。



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教会委員会報告(2009年12月20日)

<報告事項>

1.2010年度司教訪問日決定

2010年は11月14日に決定。9時半ミサ司式後、第5地区共同宣教司牧に関しての話し合いを予定

2.教会新人事

副委員長として風間孝子さん(藤沢3区)選任。あと1名は交渉中

3.教会委員会新年会

新年1月16日(土)15時からの1月度教会委員会に続いて新旧委員会メンバーで新年会を予定

4.宮内助祭叙階準備委員会

12月20日お祝いのストラとカズラの確認を行う。2010年に入ってから全体の詳細を決める。叙階決定は1月末頃。宮内助祭は24日のクリスマスミサに参加予定

5.合葬の園

藤沢保健所から経営許可が下りた。これで事前の法的手続きは完了。現在業者選定中。4業者見積もりに対して12月10、12日に第1回ヒアリング。仕様と価格調整を行い12月16日に第2回見積もりを取り、建設委員会で内容を検討中。来年7、8月の完工を目指す。現在までの申込は200名弱。利用者で運営委員会を立ち上げる。申し込みはなるべく早めにお願いしたい(別項参照)

<討議事項>

1.信徒総会

2010年2月7日(日)9時半ミサ後聖堂にて信徒総会。第1部は2009年度活動報告他。各ブロック及び活動部はそれぞれ活動報告を事前に浮田委員長まで。第2部の話し合いテーマは「何故、私は教会に来るのか?」に決定。終了後にお汁粉のサービス予定。沢山の参加をよびかける

2.藤沢周辺生活困窮者(含む移住労働者)

懸案の支援委員会が立ち上がった。メンバーは川辺、浮田、曽根。その他加藤、森、児玉、米山リディアさん等によびかける

3.教会建物修繕計画

聖堂屋根の防水工事と太陽光パネル設置について総務部から提案あり。屋根補修工事は600〜1200万円(工事内容で異なる)、太陽光パネルは1500〜2000万円程度かかる。太陽光パネルについては12月運営委員会で時期尚早ということになった。屋根補修は相見積もりをとって進める。工事内容については、今後詳細を詰めていく

4.台所仕様に関する届出(曽根副委員長より)

東チモール支援のための「マドレーヌの会」による定期的不特定多数を対象とした焼き菓子(マドレーヌ)製造販売許可申請を保健所に届け出る

<ブロック・活動部>

(鵠沼)11月28日のアフターバザーコンサートは成功裡に終了。皆様に感謝

(藤沢)11月29日にブロック集会・クリスマス会

(北2)12月12日にブロック集会・クリスマス会

(教育部)日曜学校は12月24日子供と家族のミサで聖劇を上演。1月10日まで冬休み。1月10日成人式ミサ、ボーイスカウト餅つき。教区の春のリーダー研修会を3月22日(春分の日)に予定しているが、彼岸ミサとの関連で調整中

(典礼部)ブロックミサは1月から毎月第3日曜日に変更。各活動部との連携を考えていきたい

(宣教部)11月23日神学院祭参加(12月号に掲載)。11月28日一粒会本部委員会。12月12日藤沢教会にて市民クリスマス開催。313名が参加。昨年より100名ほど増加。人形劇上演、豚汁サービスが好評。湘南台センターは1月に移転2周年記念ミサとパーティを予定。5月22日戸塚教会にて第5地区キリスト教セミナー。講師は松居友氏、テーマは「フィリピンミンダナオでの子供図書館NPO運営活動」

(ユースプロジェクト)約2年間のユースプロジェクトを終了。若い人の活性化については引き続き教育部、宣教部が連携して支援していく(12月号記事参照)

(広報部)各活動部、ブロックで「八角形にゅーす」の行事予定に掲載してほしい行事があれば、書面(メール、ファックスも可)で広報部まで連絡することを再確認

(福祉部)2010年度の運営スタッフは、曽根和子(F2)、井上恵子(F2)、高久智子(T2)、酒井セツ子(F3)の各氏に決まった 。バザー収益金から福祉部にいただいた約105万円を藤沢信徒が係わっている8団体に配分。今回近隣外国人緊急支援(20万円)を新たに支援先に加えた。火曜パトロール(ホームレス支援)向けには従来の金額に10万円積み増しして35万円を充てた(詳細別項参照)

(国際部)英語ミサの間、日本語しかわからない外国籍の子供の教育・指導について西田教育部長が中心になって対応することになった



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「イエス様の誕生」を伝える― 子供と家族のミサ
日曜学校リーダー 風間

テハン神父様の勧めでミサの中で聖劇をするようになって17年が経ちました。全学年の子供達皆で教会だから出来る「み言葉」を伝える聖劇は、その時々のリーダーのチームワークと保護者の方々の支えの内に歩んで参りました。今年は新型インフルエンザの影響もあり練習不足が心配でしたが、当日65名の子供達が元気に参加しました。本番では、心を合わせてがんばる事が出来ホッとしました。また今年は宮内助祭がヘロデ王の役で特別出演して下さり、その熱演はリーダーや子供達にも励みとなり喜びとなりました。ご協力下さいました保護者の皆様にも心から感謝します。子供達にもありがとう。

 ヨゼフ  光一

ぼくは、この最後の聖劇でヨゼフ役を演じました。ヨゼフは、マリアの次に大切な役だと思います。それを演じる事ができてうれしく思います。ヨゼフの役を演じるのはとても難しい事だ、ちゃんと演じられるか心配でした。が、練習をいっぱいして、本番を迎えた時には、リラックスしてちゃんと演じられました。来年は中学生になって、聖劇には参加できないので残念です。初めて見に行く立場になるので、とても楽しみです。リーダーのみなさん、ご指導ありがとうございました。

ガブリエル あゆみ

私は大天使ガブリエルをやらせて頂きました。この役は去年から「あの大きい羽、すごーい!あれをつけてお告げに行くんだ。いいなあ。」と思っていたので、とてもうれしかったです。ドキドキしましたが、私にとって最後の聖劇だったので、良い思い出になりました。

 羊飼い  もな美

今年の聖劇で私は羊飼いの役をやりました。羊飼いは、神様がイエス様の生まれた事を一番に教えてくださった役です。最後の聖劇は少しきんちょうしたので、無事終わった時はほっとしました。私は羊飼いの役ができて良かったと思います。聖劇に出るのは今年で最後なので少しさびしい気がします。

宿屋 クウン

ぼくは宿屋をやりました。きんちょうしないで、セリフを言えました。練習は大変でした。いい思い出になりました。

 博士  隼人

最後の聖劇は、博士でした。博士@は始めにセリフを言うことだったので、大きな声を出すのはきんちょうしました。博士の旅はもっと長い旅だったろうと思うけど、イエス様に会うためだけに旅をしたから、すごいと感じました。

博士 果鈴

私が最後の聖劇で演じた博士は、イエスの誕生を心から楽しみにしていて、苦しい旅をしながらも、イエスにお会いする事を待ち望んでいたのだと思います。そんな気持ちが伝わるように、一生けんめいがんばりました。

博士 伸義

博士は、イエス様に会うためには、きけんをおかしても、という気持ちで会いに行ったと思います。自分たちのすくいぬしが生まれてうれしかったのと、助かったという気持ちでいたと思います。イエス様と会えて光栄だ、どうか私たちを助けてくださいと思っていたのかもしれません。



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教派の壁を超えてクリスマスのよろこびをともに
―第37回藤沢市民クリスマス―
藤沢市内キリスト教連絡会代表 関

今年も藤沢市民クリスマスが、12月12日(土)16時より、カトリック藤沢教会にて開催されました。藤沢市内の教会や団体が、教派を超えて力を合わせ、湘南・藤沢の人々へ宣教するために活動している「藤沢市内キリスト教連絡会」の主催により、藤沢市民クリスマスも今年で37回目を数えることができました。今年は、前日の大雨から一転して好天に恵まれ、313名の参加がありました。

15時からは、小田急デパート入り口にて、藤沢福音コールのメンバーによるキャロリングが行われ、バス停で待つ人や、通りがかりの人々へ、クリスマスの喜びの讃美をお届けしました。16時からは藤沢カトリック教会にて第1部「クリスマスの祈り」が行われました。坂元幸子牧師(日本バプテスト連盟藤沢バプテスト教会)により、「光は闇の中で輝く」というテーマの下、クリスマスメッセージを共に聴きました。また、説教前には藤沢バプテスト教会聖歌隊による賛美がありました。子供達もメンバーとして加わり、透明感のある賛美の声が響き渡りました。また、藤沢福音コールやソフィア・ハンドベルクワイア(日本ナザレン教団藤沢ナザレン教会)による音楽奉仕も添えられ、クリスマスを共々に祝うひとときとなりました。

第2部は、ユーオーディアというクリスチャンの音楽団体に所属するヴァイオリン奏者加藤由紀子姉と、ピアノ伴奏岡田雅子姉による二重奏を聴きました。クリスマスの馴染み深い曲の中にある、クリスマスの本当の喜びをともに分かち合うひとときでした。最後に「きよしこの夜」を皆で賛美しました。

第3部は、愛餐会として、今年も豚汁が分かち合われました。この豚汁は、聖心の布教姉妹会より献品された新鮮な野菜を具材として、キリスト教連絡会と、各教会有志の多大な奉仕により作られたものです。人形劇を鑑賞した子供達もたくさん食べてくれたので、用意した豚汁はすべてなくなるほどでした。また、昨年に引き続き夜店が出され、各教会から様々な品が並べられました。

今回、会場で捧げられました献金や夜店の売り上げ等の合計115,068円は、「藤沢愛の輪福祉献金(藤沢市福祉課)」と、「YMCA国際・地域協力募金(横浜YMCA)」に半額ずつ捧げられます。感謝をもってご報告いたします。最後になりましたが、今年も会場を快くお貸し下さいましたカトリック藤沢教会の皆様に、深く御礼申し上げます。クリスマスと、来るべき2010年が、皆様において、主の導きのうちに恵み豊かなものでありますことを、お祈り申し上げます。



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ロバくん、きみもファミリー ― 市民クリスマス人形劇―

市民クリスマス第2部は、聖堂のコンサートと並行してセンターホールで人形劇が上演されました。上演してくださったのは湘南台バプテスト教会のシオン人形劇団。坂元俊郎牧師に少しお話を伺いました。同教会は信者数40人の小さいけれどとても楽しい教会ですとのこと。2年前12人の信徒によってシオン人形劇団が創設され、病院、学校、他教会などで活動をなさっています。

まず坂元牧師のギター伴奏で、信徒のお一人に教えていただきながらみんなで「ファミリー」を力いっぱい合唱しました。

♪ ファミリー きみはファミリー イエスわれらの主 よろこぼう ひとつの家族 よろこぼう 父なる神を ♪

そしていよいよ人形劇「ろば君となかまたち」の始まりです。人形たちは全て手作り。森の教会のぶどう園を舞台に羊の牧師さんとうさぎさん、さるさん達が一生懸命育てたぶどうを怠け者のろばくんはこっそり食べてしまいます。でも心から「ごめんなさい」と言えた時、イエスさまのゆるしがある。そんなテーマがハラハラドキドキ、時に大笑いのうちに伝わってきました。そのあとお代わり続出の豚汁をみんなでいただきました。

(広報部)



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北2ブロック集会とクリスマス会
湘南台 宮崎

12月12日(土)今年最後の北2ブロック集会、及びクリスマス会が行われました。地区の皆がそこに集められたことに感謝し、またこの集いが実り多きものとなるように祈り、集会は始まりました。

先ず今年度の行事報告がブロック長の米谷さんからあり、続いて来年1月からの新しいブロック委員の紹介、そして12月で任期を終える方々の挨拶がありました。「葬儀を考える会」に北2ブロックから出席して下さっている中村さんからは「合葬の園」についての説明がありました。このときはいくつかの質問がでましたが、中村さんが丁寧に答えて下さいました。

丁度一時間が経ったところで、クリスマス会へと移りました。係の方が用意して下さったお菓子や果物に差し入れも加わりテーブルの上は一杯になりました。クリスマス会のプログラムは盛沢山で、初めはオカリナのアンサンブル、湘南台センターで練習しているグループの皆さんが演奏して下さいました。オカリナの優しい音色にしばしうっとり・・・とても素敵でした。続いてフルートの演奏、皆さんは気付かなかったでしょうが本人はとても緊張してあがっていたのです。次は「手話コーナー」、主の祈りを手話で唱えました。一度目は、それぞれの手や指の動きや型の説明を聞きながら行い、なるほど・・・と思ったところで最初から通して唱えました。初めての方が多かったようですが、皆さんとても上手に祈ることができました。いつもは口で唱える主の祈りですが手や指を使って表現することにより、より豊かな祈りになったような気がしました。そして言葉遊びのゲームで楽しく頭の体操をして最後にオカリナの伴奏で聖歌を皆で歌い閉会となりました。

この日の準備をして下さった役員の皆さんに感謝いたします。



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藤沢・野宿の仲間のクリスマス会
藤沢火曜パトロールの会

12月8日(火)にカトリック藤沢教会で野宿の仲間のクリスマス会を開催しました。イルミネーションがまたたき、クリスマスキャロルが鳴り響くと、どういうわけだが、イエスさまが共に生きたであろう、一番しんどい仲間たちが、居場所を失います。なので、一番しんどい仲間たち、野宿の仲間たちと共に祝うクリスマスこそが、クリスマスにはふさわしい。そんな会にこそ、イエスさまが片隅で微笑んでいてくれる会だろうということで、毎年12月の第2火曜日に野宿の仲間のクリスマス会を開催しています。(毎月第2火曜日は野宿の仲間の座談会といって、意見交換・情報交換の会を行っています)

今年は野宿の仲間から「歌はないのか」というリクエストをいただき、シンガーソングライターの図師たまみさんに来てもらい、クリスマス会に花を添えてもらいました。また、毎年恒例のビンゴゲームも行い、寝袋をはじめとするクリスマスプレゼントを持って帰ってもらいました。ライブの方も大好評で、野宿の仲間のクリスマス会には元野宿生活者も参加していますが、先月まで野宿をしていた仲間が、生活保護でもらったお金から図師さんのCDを買っていたことからも、喜びの度合いが伺い知れます。

楽しいクリスマス会でしたが、イエスさまはどう思ってくれたでしょうか?
(きずな便りブログ http://kizunadayori.blogspot.com/  より転載)



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マンドリンの音色に魅せられて
辻堂2区 中山

八角形にゅーす10月号の、マドレーヌの会の記事に感動して伺ったクリスマス「チャリティー・コンサート2009」。浅学非才の身は、マンドリンを若人の爪弾く楽器としてしか知らなかったので、その奥の深い音色に魅せられ、感慨一塩でした。2部では、4人の歌姫が登場、アルカデルトのアベ・マリアが聴衆を魅了しました。馴染み深い「諸人こぞりて」「聖しこの夜」etc.も演奏され、指揮×司会の方が醸し出すすばらしい雰囲気に、皆本当に楽しまれていました。

小雨のそぼ降る寒い日でしたが、すてきなクリスマスプレゼントをいただいた気分で、ほのぼのとした暖かい気持ちで、会場を後にしたのでした。帰宅して点けたNHKニュースに、すてきな藤沢教会が映し出され、楽しいコンサートの様子が報道されたので、とても嬉しくもう一度幸せな気分にさせていただきました。

とてもすばらしい刻をありがとうございました。マドレーヌの会の皆様に心から感謝し、今後のご継続、ご発展をお祈り申し上げます。



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「合葬の園」からのお知らせとお願い
「合葬の園」建設委員会

2004年に構想を得て以来、計画段階でいろいろ紆余曲折が有りました「合葬の園」も、いよいよ建物の建築確認もおり、また藤沢市保健所よりの経営許可も頂き、正式に発足の運びとなりました。現在見積もりの最終段階を迎え、この報告が皆様の目に入る頃には建築業者もほぼ内定していることと思います。

これまでもお知らせいたしましたように、「合葬の園」はカトリック信者をはじめ、さまざまな困難の中で合葬墓を必要とされる方々のために用意されます。そこを訪れる方は、その明るさ、静けさ、さわやかな大気、心落ちつくアプローチという自然の中に配置された「合葬の園」の佇まいに、ただ眠るだけではない新たな「生」の息吹を感じることでしょう。建物は、「合葬墓」の上部に位置する祭壇を中心とし、祈りと墓参のために、そこを訪れる人とそこに眠っておられる方々との交わりのスペースであります。そして、祭壇を囲むように配置されている「納骨櫃」は施錠され一体ずつ独立しております。そして建物自体がそこに納骨された方々の墓所となります。

ご承知のように、この計画は「聖心の布教姉妹会」の多大なるご協力によって実現のはこびとなりました。ここに誕生する「合葬の園」は私たちの大切な人々との交わりの場、いずれ私たちもその交わりに加わっていく場です。誰もが心地よくやすらかに憩える場としていきたいと思います。建築費は、最終的には利用される方々のご負担でまかなう計画ですが、建築時に不足する額は教会の手持ち資金から立て替えることになります。そのための立て替えを極力少なくするためには、利用を希望していらっしゃる方々に出来るだけ早目に申し込んでいただき、利用権のご負担をお願いしたいと思います。案内書と申込書は教会事務所に用意してありますので、よろしくお願いいたします。

また、合葬の園の利用を必要とされていない方々にも、出来ましたらこの計画を経済的に支えてくださいますよう、ご支援を心よりお願い申し上げます。より多くの方々のご協力をお願いできましたら幸いです。ご寄付の場合、金額、形式はご自由です。どうぞ「合葬の園のために」と明記の上、教会事務所へお届けください。


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小グループ活動紹介 
教会の未来を考える会

藤沢教会が40年の歩みを重ねた1996年、これからの教会は未来に向かってどのように歩んで行くのがよいか考えましょうということで、この会が生まれました。

教会に集まる人びとの意識は千差万別であり、また未来を考えるのには過去から現在への道筋を見てとらなければなりません。その上で、教会が今体験している現実にもとづいて、何をして行けば良いか、何が神のみ旨にかなうものかを知るために、気づきを得られる本を一緒に読んでいます。そこでは毎回、疑問に思うことや感じたことなどが自由に話し合われます。色々な話し合いによって、とり上げて読んだ本の内容がよくわかるようになり、また他の方々の話を聴くことで気づくことの幅も拡がりました。そしてその拡がりはおたがいの共感にもつながったのです。千差万別と思われる各々の意識も、めざす処はみ国の建設にたずさわりたいとの願いで一致するのでしょう。

現在の藤沢教会は、話し合いと交わりとを「実動」に活かし、生き生きと働いています。私たちは未来に向かって「旅する教会」のどの辺を歩いているのかわかりませんが、今、目の前にある現実を教材にして、祈りながら、学びながら、光をめざして共に歩んでいることに喜びと感謝を実感しています。どうぞ興味のある方がたは是非おいで下さい。原則として第1日曜日の11時からで、出欠は自由です。


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がりらや便り

明けましておめでとうございます。教会歴もC年に変わり、それに即した新刊書を取り揃えております。この一年に寄り添う本として是非ご覧ください。


「主日の聖書 解説<C年>」
雨宮 慧著 教友社 2,100円

主日のミサで朗読される3つの聖書箇所(第1朗読・旧約、第2朗読・使徒書簡、福音書)の基本的な意味を明らかにし、各書の相互関係に重点を置きながら全体のメッセージを浮き彫りにする。ミサを一層豊かにし、ミサの準備、聖書の学びに役立ちます


「Lectio Divinaで味わう主の福音C年:2009年待降節〜2010年王であるキリストの祭日」
日本聖書協会 1,000円

主日の福音を、黙想と祈りによる「レクティオ・ディヴィナ」で味わうためのこのガイドは、あなたの聖書体験を豊かにし、みことばを通して私たちが主と出会う助けとなるでしょう


「福音宣言」
晴佐久 昌英著  オリエンス宗教研究所 1,470円

福音は説明でなく、宣言である。宣言されて初めて福音は福音となり、宣言して福音を福音にできる。一人のキリスト者としてひたすら福音を宣言してきた神父の最新作。「福音の宣言」「イエス・キリストの宣言」「聖霊の宣言」の3部構成です



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Q & A

★司祭がミサのとき着る祭服について教えてください。

☆ミサなどの典礼がおこなわれるとき、すべての参加者が同じ役割を果たすのではなく、それぞれ多様な奉仕の務めを担っています。祭服はその違いを外的に表す固有のシンボルです。

初期の時代は典礼においても特別な祭服を用いることはなく、日常の服装とあまり変わらない服を使用していたようです。やがてローマ帝国にキリスト教が広まるにつれ、外套や礼服などの伝統が取り入れられるようになりました。中世になると典礼で奉仕する人の位階的な身分を服装によって区別するようになり、祭服を祝福する祈りや着用する際に唱える祈りなども作られていきました。また、高価な布地や豪華な装飾を施すなど、芸術作品として価値ある祭服も作られましたが、近年は外的な美しさだけではなく、典礼における機能性を念頭に置きつつ簡素な中に奉仕の役割を示すしるしとなる祭服が求められるようになりました。

代表的なものがアルバ・ストラ・カズラです。アルバは典礼のすべての奉仕者が着用する体全体を包む白衣で、初期の時代からの伝統とのことです。通常はひも(チングルム)で腰回りをしめます。ストラはアルバの上に首からかける帯で、聖職者であることを示します。助祭は左肩から右腰にかけて斜めに掛けることになっています。司式司祭はアルバ・ストラの上にカズラと呼ばれる祭服を着るのが正式とされています。

ストラやカズラの色は白(純真)・赤(殉教)・緑(一般)・紫(改悛)の4色が基準で、教会の典礼暦をビジュアルに表現するため1100年代に決定されたとのことです。「ローマ・ミサ典礼書の総則」に具体的に使用基準が規定されていますが、4色のほかに死者のためのミサに黒色を、待降節第3主日及び四旬節第4主日にバラ色の祭服を用いることができるとされています。昨年の11月号「北1ブロック集会報告」に和野神父が話されたとの記事がありますが、そこに掲載されている「典礼暦年」の表でいつ何色を着用するかが大方理解できると思います。また「カトリックハンドブック」などには今年の暦に毎日のミサの祭服の色が記載されています。



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秘跡について考える その3 七つの秘跡―それぞれの位置付けと分類
横浜教区助祭 宮内

前回までは、秘跡全体に関わることを取り扱ってきましたが、今回からは個々の秘跡に関わる事柄について考えていきます。今回はその導入として、七つの秘跡がどのように分類されるのかということを説明いたします。また、七つの中で特別な重要性をもっている秘跡について考えてみます。

七つの秘跡はどれも大切です。なぜなら、七つの秘跡はどれも「キリストによって制定された、恵みを効果的に与える外的しるし」であるからです。では七つの秘跡を分類してみましょう。教会の教えでは、七つの秘跡は三つのグループに分類されます。第1のグループは「入信の秘跡」と呼ばれるもので、洗礼、堅信、聖体がこれに含まれます。第2のグループは「いやしの秘跡」と呼ばれ、ゆるしと病者の塗油がこれに入ります。第3のグループは「交わりをはぐくむための秘跡」と呼ばれ、結婚と叙階がこれに当たります。
「入信の秘跡」は、文字通りイエス・キリストへの信仰への私たちを導き入れるものです。洗礼によって新しいいのちに生まれ、堅信によって信仰の証しのために聖霊によって強められ、聖体によってイエス・キリストと一致することで、信仰を生きていくための力をいただくのです。

「いやしの秘跡」は、罪や病によって傷ついた私たちの心を、神の愛といつくしみによっていやしていただき、再びキリストに従って歩き出すことが出来るようにしていただくための秘跡です。ゆるしの秘跡において、自分が神から離れていたことを認めて告白し、罪のゆるしをいただくことによって、神と和解させていただくのです。また、病者の塗油によって、私たちは重い病気の中でも、神への信頼と希望を保ち続けていけるように力付けられます。

「交わりをはぐくむための秘跡」は、カトリックの信者が自分の人生を決めていく上で大切な秘跡です。しかしもっと大事なことは、結婚と叙階のどちらもが、秘跡を受けた当人のためのものというよりも、他の人々に奉仕するためのものとだということです。その意味では、これらの秘跡は奉仕のための秘跡ということが出来るかもしれません。

ところで、七つの秘跡すべてが同じ重要性を持っているわけではありません。特別な重要性をもっている秘跡が二つあります。洗礼の秘跡と聖体の秘跡です。洗礼の秘跡は「諸秘跡の門」と言われています。洗礼の秘跡をまず受けなければ、他の六つの秘跡を受けることが出来ないからです。また洗礼は、受けた人に罪のゆるしをもたらし、キリストに結ばれた新しいいのちへとその人を導き入れる最初の秘跡であるという意味でもとても大事なものです。一方、聖体の秘跡は「諸秘跡の頂点」と呼ばれます。聖体の秘跡はミサの中で執り行われます。ミサにおいて、洗礼を受けたキリスト者は神のことばとキリストのからだの食卓によって養われ、強められます。特に、毎週行われる日曜日(主日)のミサが、聖体の秘跡を祝う最もふさわしい場になります。これらの意味でミサは信仰生活の中心になるものなのです。



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鈴木神父の川柳(続4)
編集部編

今回はB年のその4です。

2009年

7/5
両の眼で一つに見える健やかさ
(年間第14主日)「マルコ6・1-6」
(預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである)
まだはもうもうはまだとはいじわるな

7/12
全てある何も持たねばわかるかな
(年間第15主日)「マルコ6・7-13」
(汚れた霊に対する権能を授け、旅には杖一本のほか何も持たず、・・)

7/19
偉そうにしゃべるときほど気づかない
(年間第16主日)「マルコ6・30-34」
(使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えを残らず報告した)

7/26
案ずるな病気じゃ死なぬ寿命だよ
(年間第17主日)「ヨハネ6・1-15」
(ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます)

8/2
天のパンしるしが見えなきゃただのパン
(年間第18主日)「ヨハネ6・24-35」
(わたしの父が天からまことのパンをお与えになる)

8/9
箸が出るやっぱり野菜より肉に
(年間第19主日)「ヨハネ6・41-51」
(これは天から降ってきたパンであり、これを食べる者は死なない)

8/15
偉大なことされた覚えがあったかな
(聖母被昇天)「ルカ1・39-58」
(全能のお方が、わたしに偉大なことをなさったからです)

8/16
人間は食べられてこそ一人前
(年間第20主日)「ヨハネ6・51-58」
(わたしを食べる者もわたしによって生きる)

9/6
だいたいが見た目の良さでだまされて
(年間第23主日)「マルコ7・31-37」
(すばらしい、耳の聞こえない人をきこえるようにし、口の利けない人を話せるようにして下さる)

9/13
捨ててこそ浮かぶ瀬ありと知ってるよ
(年間第24主日)「マルコ8・27-35」
(自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい)

9/20
アンダースタンド下に立てなきゃ腹が立つ
(年間第25主日)「マルコ9・30-37」
(いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、全ての人に仕える者になりなさい)

9/27
ぶつかって下に立てればアンダースタンド
(年間第26主日)「マルコ9・38-43,45,47-48」

(文責 益満)



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