八 角 形 に ゅ ー す

2011年10月28日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

微笑んだマリア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・事務局長 川辺

教会委員会報告(9月17日)

敬老のミサと病者の塗油の集い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢2区 北野

3部門共同連続講座 第5回「キリシタン時代の祈り」・・・・・・・・・・・宣教部 岡田

マリア様の被昇天をお祝いする野外ミサ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼2区 石黒

2011年 聖母被昇天ミサ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フィ

日曜学校キャンプ報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・教育部  西田 

楽しかったJCCSキャンポリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3年 マリ

救急救命講習会と防災訓練・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大庭 里原

平和のための合同祈祷会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・善行 小林

外国人コミュニティー紹介(第3回) ベトナム・コミュニティー

講演会「原発と地球の生命環境」を聴いて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼3区 牧野

卒原発を考える会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・世話人 浮田

2011年バザー 震災復興支援バザー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バザー企画委員会 牧野

小グループ活動紹介「プリエ・アンサンブル」

明治の宣教師の足跡を訪ねて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼3区 高木

がりらや便り

鈴木神父の川柳(続12)

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微笑んだマリア
事務局長 川辺

もう30年近く前のことですが、当時関わっていた仕事で、船舶機器の取付と試運転の立会でポルトガルのリスボンへ行く機会が与えられました。その旅は、リスボンに到着した時には預けた荷物は行方不明と告げられ、1枚の着替えもない状態になり、また地下鉄ではスリにあうなど散々な旅でした。でもその中で、予定外の作業の遅れから途中で2日の時間をいただけ、ファティマを訪れることができたことは大きな恵みだったと思います。

実のところ私は「ファティマ」での出来事については「マリア様の出現された場所」と言う以外はほとんど何も知りませんでした。そのころマスコミ等で「ファティマの予言」が話題になってはじめて2、3の本に目を通して、大体の事を知ったばかりです。でも、そこで知ったマリア様のメッセージは、大変かたい厳しいものでした。「地獄へ落ちないためにロザリオを祈りなさい」「世界が破滅に落ちいらないために、犠牲を捧げなさい」「そうでないと神の怒りがこの世に下ります」など。ファティマに向かうバスの中で、私はこれら厳しい言葉を本当にマリア様が言われたのだろうか?そうだとしたらその心はどんなものだろうと考えていました。

峠を越えて「ファティマ」に到着したバスを降りると、バス停の木立の先には3万坪位はあるかと思われる大広場が目の前に現われ、その先に大聖堂がその広場を包み込むような型で建っていました。宿に荷物を置き広場にもどると、マリア様が出現された場所にある小聖堂でミサが始まるところでした。ミサの後、周囲を散策しながらしばらくバスの中で考えていた事をいろいろと思いめぐらしていました。広場では多くの巡礼者達が、ヒザで歩く苦業をし犠牲を捧げています。どの顔も苦しそうにゆがみ、中にはもう力つきて立ち止ってしまう人もいます。マリア様は、そのメッセージを通して、救いのために人々に苦痛を与え、それを捧げる事を望まれたのでしょうか?そんなことを思いながら御出現の場所に置かれたマリア様を見上げると、そのお顔もなぜか悲しそうに見えました。

マリア様の前にたたずみ、「人間が罪深いからそのままだと神様の怒りが下り、人類を破滅させ、罪人を地獄へ落す。その怒りに触れないため、熱心に祈り、苦業を持って犠牲を捧げなさい」というメッセージを悲しげなマリア様の前で思いめぐらしていると、フッとマリア様のおっしゃりたかった事が解った様な気がしたのです。それは自己中心的な私たちの生き方を哀れに思い、それに気付かないわたしたちに「神様の方に心を向けなさい、あなたたちは自分を中心にしてしまって、神様の心からどんどん離れて行ってしまっていますよ。その様な生き方を続けていると、愛を失った者となってしまいます。そして愛を失った人々の行き付く先は永遠の滅びなのですよ。なぜなら愛こそ神そのもの、命の源なのですから。だから今こそ神様の方に向き直りなさい。そして神様から頂いている大きな恵みに気づき、それに応える生き方をしてください。それによって、あなたたちは真の幸福を得て滅びない命を生きることが出来るのですから」とおっしゃりたかったのではないでしょうか。私には本当の事はわかりません、でもそう思いながら再びマリア様を見上げると、今度は微笑かけて下さったように見えました。

「ファティマ」でのこの一日が終り、翌日人々の祈るロザリオを後にバス停に向かいながら思いました。マリア様は本当にここで出現されたのです。私たちを励まし、力を与え、神様と共にある命を生きて行くために。



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教会委員会報告(2011年9月17日)

<報告事項>

1.合葬の園

9月3日に管理委員会開催。また、お彼岸の日には藤沢教会での10時からのミサ後、3時ぐらいまで管理委員が現地に在駐する

2.財務関係

教会で集めている震災義援金先については、福島の「桜の聖母学院」が推進している震災遺児支援が候補となっている。バザーの寄付先としても検討している

3.営繕関係

教会照明を節電と長寿命化のためにLED化することを検討している。聖堂内照明については数十万円の費用が見込まれるため、見積が出次第、教会委員会にかける。聖堂の分電盤が旧式で安全性も不足しているため更新する

4.3部門連続講座 

高木さんを講師に9月4日キリシタン時代の祈りについて行われた。次回は10月2日シスター井上によるフォーカシングについて

5.震災支援コンサート

管と弦のアンサンブル・マンドリンのコンサートが7月24日に開催され、多くの方が参加、ご支援を頂いた

6. 聖母被昇天ミサ

8月15日に日本語(9時)とベトナム語(17時)で献げられた。また17時のミサ後パーティーが行われた

7.平和と環境を考える集い

8月21日、シスター清水を迎えて行われた。90名以上が参加

8.救急救命講習会

9月4日に15名ほどの参加で行われた。消防署から指導員も見え、人工呼吸や蘇生術などの実習があり、有効であった

9.防災訓練

9月11日に皆様の協力で、地震を想定して行われた。少し緊張感が足りなかった

10.第5地区共同宣教司牧委員会

9月11日に当教会で行われ、司祭、修道者、各教会委員長が集まった。
3部門の推進状況などの報告があり、11月13日大船教会で開催される司教様への報告会に向けて引き続き準備していく

11.普段教会に来られない方のための敬老会

9月15日に20名ほどの参加で行われた。また、18日(日)には、敬老のミサと、塗油の秘蹟が行われる

12.一粒会大会

9月19日に富士聖ヨハネ学園で行われる。当教会から子どもを含め30名ほどの参加予定

13.国際ミサ

9月25日に予定されており、国際部と典礼部で協力して準備している

14.バザー

10月16日に催される。準備を辻堂ブロックの企画委員会中心に検討をしている。詳細は別稿参照

<ブロック・活動部>

(辻堂)バザー準備をしている。皆様のご協力をお願いしたい。今回はバザーの日曜日を挟んで前後2週間に亘って催しがある

(北2)湘南台センターでは、10月29日に湘南台フェスティバルのフリーマーケットに参加し、バザーの売れ残り品を販売する予定

(典礼部)朝7時のミサの奉納時、献金籠が全部集まる前に奉納行列を開始してほしい。集まった献金籠は後から祭壇に奉納

(宣教部)市内キリスト教連絡会主催で、「平和のための祈祷会」を藤沢バプテスト教会で8月6日に開催した

(国際部)国際ミサ準備を進めている。また、10月のバザーでは、食べ物に国際色を出すために、各コミュニティーで内容を検討している

(教育部)サマーキャンプは、8月19,20日に第5地区と雪の下教会の合同で静岡聖光学園にて行われ、小・中・高合わせて83名参加で盛り上がった。また、9月18日敬老ミサで小学生たちがお祝いの歌をプレゼントする

(福祉部)9月は行事が重なり参加者が少なくなるため、救急救命講習会は来年から8月開催を検討したい。また、大震災遺児支援については、桜の聖母学院と連絡を取り、状況を逐次確認して支援対象として検討を進める

<その他>

・ 次期教会委員長の推薦を各ブロックから10月末までにお願いしたい。候補者はブロック内からではなく、教会全体から選ぶ
・ 藤沢教会の短期・中期・長期ビジョンについては、まず、たたき台を10月29日の活動部連絡会で作成し、11月19日の教会委員会で話し合う



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敬老のミサと病者の塗油の集い
藤沢2区 北野

毎年、藤沢教会では敬老の日前後の平日、普段教会に来られない方々のための敬老のミサが行われています。今年は、9月15日(木)に行われました。私は当番月の連絡員としてお手伝いをさせて頂きました。当日はお天気に恵まれ、残暑厳しい中、16名の方々がご出席くださいました。一人で来られた方、送迎の車で来られた方、車椅子の方もいらっしゃいました。付き添いとして参加くださった方もいらっしゃいました。11時より、鈴木神父様によるミサが行われ、ご聖体をいただき、病者の塗油が行われました。ミサは、敬老会にご参加の方々だけではなく、総勢40名程の方々と共にミサに与りました。

ミサ後、大急ぎでテーブルをセットしてお食事会が始まりました。お弁当とお菓子だけの簡単なものでしたが、皆様和やかな雰囲気に包まれ、美味しそうに召し上がっていらっしゃいました。お食事が終わった頃、全員で「上を向いて歩こう」と「ふるさと」を合唱いたしました。予定より少し早く、12時50分頃お開きとなりました。皆様、お疲れになったのでは?!と、心配になりましたが、お帰りになるときの皆様の笑顔はとても輝いていらっしゃいました。ご聖体を頂き、病者の塗油をして頂き、懐かしいお仲間とお食事を共にされたからでしょうか。これからも、皆様が、お健やかでいらっしゃいます様に・・・と、お見送りしながら心の中でお祈りしておりました。そして、来年も、たくさんの方々にご参加いただけますように、お祈りしております。

最後になりましたが、ご協力頂いた全ての方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

主日のミサにおひとりで来られた方には18日の9時半のミサを「敬老のミサ」とし、ミサ後ご希望の方に病者の塗油がさずけられ、ささやかなお茶を召し上がっていただきました。



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3部門共同連続講座
第5回「キリシタン時代の祈り」

宣教部 岡田

祈り、伝え、証する3部門共同連続講座第5回は9月4日(日)、高木一雄さん(K3)を講師に「キリシタン時代の祈り」をテーマに、約50名の参加をいただきました。

高木さんからは、「キリシタン」がポルトガル語でキリスト教徒の意味であること、1549年に来日したフランシスコ・ザビエルの後に続いたイエズス会宣教師はごくわずかで、各地に信徒共同体(コンフラテルニタス)をつくって巡回し、問答形式の簡単な要理書をつくって宣教司牧をしていたこと、戦国時代で捨て子も多く、大分などに孤児院を開き、ミゼリコルヂア(慈善)の組という信徒共同体が世話していたこと、宣教開始後30年経って宣教師数90人に対し信徒数7〜10万人、約50年経って120人に対し75万人と圧倒的に信徒比率が高かったこと、宣教師達は日本語学校で日本語を学んで来日したが言葉の苦労があり、日本人修道士・信徒の支援が必要だったこと、天正少年使節が持ち帰った印刷機によって『どちりな・きりしたん』等の日本語教理書が印刷されたり、天草に設置された画学舎において日本人の手で聖画・聖具が製作されたりして、信徒共同体に頒布されたこと、迫害が始まってからは信徒共同体が教理書や聖画・聖具を保持して信仰を伝えたこと、それら一式が馬頭(栃木県那珂川町)の信徒共同体から水戸藩に押収され徳川ミュージアムに残っていることなどが日本のキリシタン史年表に沿って話されました。まさに信徒が「自らの力で祈り・伝え・証する力を育てる」姿がキリシタン時代にあったことを確認できました。

その後『どちりな・きりしたん』にあるケレド(使徒信条)、パアテルノステルのオラショ(主の祈り)、アベマリアのオラショ(アベマリアの祈り)、こんちりさんのおらしょ(完全な痛悔の祈り)を当時の言葉で参加者全員で唱え、キリシタン時代と信仰が完全につながっていることを実感しました。

最後に、今後列福に向けた動きが期待されるユスト高山右近が、1587年の豊臣秀吉の禁教令により領地を没収され、1年ほど小豆島に身を隠した際にイエズス会神父に話した言葉を私から紹介しました。

「我らが今赴かんとする戦いこそ、悪魔に対する奮戦である。たといこの戦いにおいて死んでも、キリストと共に勝利を告げ、その力のもとに彼の家族である日本の教会を保護するのである。これはかつて教会が、幾千人もの殉教者の死によって栄光に飾られていたとおりである。そして神父たちが世界の最も遠い地にまで来たのも、この勝利の力のおかげである。このような死はキリスト教の勝利と栄光と繁栄を来たすのであるから、神がこの恩寵を与え給う者にとっては、生きながらえるよりもひたすら死を望むのである。我らは欲するか否かにかかわらず、どうせ一度は死ななければならないのであって、それが我々にとって幸か不幸か、デウスのみ知り給うのである。」(チースリク神父『高山右近史話』)

信仰に基づく希望によって迫害を超えて日本の教会についてビジョンを持っていた信徒リーダーの存在と殉教によって証した多くの先達との交わりに力をいただいて、私達も自らの力で祈り、伝え、証する共同体へとさらに変えられるよう、祈りたいと思います。

なお、高木一雄さんは現在、小冊子『湘南地方とカトリック教会の歴史』を作成し、出版・頒布を検討されていますので、ご関心のある方はお尋ねください。

第6回は、10月2日(日)9時半ミサ後「フォーカシング−体の内側で感じるメッセージを聴く」のテーマでシスター井上(聖母訪問会)を講師に開催予定です。



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マリア様の被昇天をお祝いする野外ミサ
鵠沼2区 石黒

8月15日はマリア様の被昇天お祝い日、藤沢教会ではベトナムコミニュティ主催で野外ミサを中心に盛大なお祝いが行われます。真夏とは言え湘南の夕方、日差しも緩み爽やかな涼風が吹く中、聖堂前広場に祭壇を設え、5人の司祭方と信徒の皆さまで一杯に。最初にマリア様のご像を高く掲げながら可愛く盛装したお子様方、ご婦人方、男性方の行列が出発します。聖歌隊が素敵なユニホームで素晴らしいコーラス。行列が聖堂を一周して皆さん着席、ごミサが始まります。

友人に(他教会)"素敵なごミサ"があると話しましたら「是非参列したい」、"聖歌もお説教もすべてベトナム語ですよ"に「解説して下さい」との事で一緒しました。ごミサが始まり、会場は神聖な雰囲気に。地上の平和を願う祈りは日本もベトナムも同じ。お説教はトゥ神父様(あまりの雄弁さに感服)、日本語説教もして下さいました。平和の挨拶、聖体拝領、派遣の祝福。終了後、コミュニティ代表のキムさんが丁寧に感謝のスピーチを(日本語も)、「ホールでお祝いの食卓を囲んで下さい」と。聖母マリア様を称える晩餐会が始まります。

友人は米国赴任時に華やかなマリア像の行列を体験されたそうですが「今日はとても荘厳で、信徒の皆様の真摯に祈るお顔も印象的でした。しかも国際色豊かでベトナムの国は明るいお国なのでしょう」と。同じクリスチャンの方から嬉しいメッセージでした。神に感謝!



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2011年 聖母被昇天ミサ
フィ

例年通り8月15日藤沢教会ベトナムコミュニティが中心になって聖母被昇天ミサが盛大に行われました。毎年行われているミサですが、その都度藤沢教会の共同体が希望に燃え、平和を祈る雰囲気が強く感じられます。

ミサは5時から始まる予定でしたが、皆仕事を早めに切り上げて集まり3時から料理を作ったり、椅子、テーブルを並べたり、いそいそと準備を始めました。いつの間にか、聖堂の前にはとてもきれいな花とろうそくで飾られているマリア様のおみこしが置いてありました。質素ながらも清楚で美しいマリア様が一段と輝いて見えます。

5時になるとそれまでの慌しさは消えて、藤沢教会主任司祭鈴木神父様、Hien神父様、Tu神父様、Binh神父様、修道士たち、日本、フィリピン、ベトナムの信徒たちによる荘厳なミサが始まりました。はじめにマリア様のおみこしを先頭に参列者が聖堂の周りを行列し、そのおみこしが祭壇の横に置かれるとかわいい子供たちがマリア様に花を献上しました。子供たちのかわいさ、素朴さはマリア様への素晴らしいプレゼントだったでしょう。今日の荘厳かつ神聖なミサの雰囲気の中で、私は日本人、ベトナム人、フィリピン人という概念や、日常のわずらわしいこと、雑念がすべて消える思いがしました。神様、マリア様の前で私たち人間は弱い子供にすぎません。ベトナムの「神様が私のことを見守ってくださり、私は足りないものも、怖いものもない。緑の草原で神様が私を休ませてくださり、永遠の命に与るまで共にいてくださる。」という歌の通り、ミサに参列した一人一人が平安で神の手の中にいることを感じました。

ミサの後、マリア様の被昇天を祝い、ボランティアの方々によって作られた美味しい夕食を皆でごちそうになり、楽しく暖かい雰囲気の中で分かち合いをしました。

今日のミサに与って強く感じたことは、神様と私たちの一致、そして共同体の一致です。毎日私たちに恵み、平安、勇気を与えて共にいてくださる神様、マリア様に心から感謝し、永遠の栄光に与ることが出来ますように祈ります。



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日曜学校キャンプ報告
教育部  西田

この夏の日曜学校キャンプは、8月19日(金)から21(日)まで、静岡聖光学院の寮をお借りして実施しました。去年に続いて第5地区の原宿、片瀬、大船、中和田の各教会に加え、雪ノ下教会からも参加があったこと、中高生のプログラムも用意して一緒にキャンプしたことが、今回の特徴です。

今年は地震の影響があって、当初海岸沿いに予定していた場所がお借りできなくなったことから、急遽聖光学院にお願いしたところ快く引き受けてくださり本当に助かりました。場所が変わって募集時期がおくれてしまったので、参加者がどれだけ集まるのか不安はありましたが、フタを開けてみますと小学生が54人、中高生が9人、同行くださったトゥ神父さまとスタッフを合わせて総勢87名という大勢でのキャンプができました。

主なプログラムは
19日 藤沢に集合しミサ、バスで出発して学院でお弁当、班活動で風鈴作り、夜はゲームと花火
20日 聖堂でミサ、午前は侍者勉強会など、午後は日本平動物園へ、夜は体育館で出し物大会
21日 振り返りの作文を書き、静岡教会で宮内神父による主日ミサ、静岡駅から電車で藤沢へ 

去年も合同でやりましたので楽しみに来てくれた子もいましたし、はじめてで不安いっぱいだった子もいましたが、みんなで帰るころには何人もの友だちができていました。子どものころから近隣の教会に知人友人がいるのは、とてもいいことだと思います。このような取り組みを今後とも続け、どんどん広げていけたらいいなと思っています。

キャンプに関わった、聖光学院の寮の先生、食堂のスタッフのみなさん、静岡教会の宮内神父様や教会役員の方、惜しみなく力を貸してくださいました。この場をお借りして感謝の意を表します。ありがとうございました。

それでは参加してくれた人たちの作文をいくつか紹介しましょう。

1年 さとし

このキャンプははじめてです。さいしょはつまんないっておもいました。でもすごくたのしかったです。らいねんもまたきたいです。おわり。

3年 太遥

19日のよる、ごはん ハンバーグ サラダ ドレッシングつき デザートのメロン ゼリーがあった
20日の朝、おんせんたまご さけ ごはん なっとうつき とんじる でざーと
20日のひる、りんご スパゲッティ デザート
20日のよる、ワンタンスープ からあげ ごはん ヤクルト スイカ
ぜんぶおいしかった。

3年 よし子

8月20日どうぶつえんにいきました。まずオートチェアにいきました。オートチェアはまずこわくないけど下向くとこわかったです。オートチェアがおわったらつぎにローラースライダーをやりました。まずさいしょにテプクロをつけて しいとにおしりをつけてすべります。じかんがかかったけどそしたらどうぶつえんをまわってでました。でるときおかしをたべました。

6年 あさがお

私がこのキャンプで一番楽しかったことは、動物園に行ったことです。友だちになった麻子ちゃんといっしょにいろいろな所をまわりました。一番いんしょうに残ったのは、ライオンと、白くまです。ライオンは強くはくりょくがあり、白くまはとてもすごく、何回もばくてんしてました。ローラースライダもやりました。とても長く、スリムもあって、とてもおもしろかったです。オートチェアにのるときに、こんどくるときは下りでのりたい!と思いました。めちゃくちゃ楽しく、笑ったり、すごかったです!!  
楽しい友達は、ちがう班にもできて、いろいろな話をしました。来年は中学生だけど、これからまた来たいです。いい思い出になりました。

高1 世鈴

少しの不安と緊張の中、最初のプログラム…自己紹介が始まりました。紙に自分の好きなことや得意なことを書き、そのことについてみんなで質問をしましたが、私もみんなもなかなか質問することができず静かなまま時間がどんどん過ぎていき…夜になりだんだん話すようになり、みんなと楽しく夜を過ごしました。
2日目、お勉強タイム!『祈り』についてトゥ神父様からお話を聞きました。お話を聞き、私がお祈りをするとき一番できていなかったことは「素直」な気持ちでしていないことだと思います。お祈りをするときはどんなときも「素直」な気持ちでしようと思います。
私が一番楽しかったことは、みんなとAKB48の「会いたかった」を踊ったことです。長い時間ずっと踊っていたので疲れましたが、みんなと楽しく踊ることができ、新しい踊りをおぼえることができとてもよい時間を過ごせました。 このサマーキャンプに参加することができ神様に感謝します。ありがとうございました!!

中高生担当リーダー 山本

まずは皆さまお疲れ様でした。今年のサマーキャンプは参加前から色々なことがありましたね。諸事情により急遽、利用施設が私の母校である静岡聖光学院ボセジュール寮になった訳ですが、クーラーはない、交通の便は悪い。どうなることかと思っておりました。中高生たち第5地区全体に声をかけてみたのも初めてですし、人が集まるか、プログラムをどうするか、不安を残し初日を迎えました。
何だかんだで4教会から計9名が参加してくれて、安心した訳で、今思うことは「みんな参加してくれてありがとう!!」この出会いを大切にしてくれたらと思います。来年、再来年へと第5地区としてのサマーキャンプがつながっていき、思い出の一つになってくれたらいいなと思います。




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楽しかったJCCSキャンポリー
3年 マリ

私は、8月5日から8月8日までの3泊4日のキャンポリーに参加しました。

これで5回目のキャンプでした。今年は第1回JCCS横浜教区支部キャンポリーでした。ガールスカウトのブラウニーは3団ありました。私たち105団と85団、22団でした。3団みんなで仲良くしました。

キャンポリーで楽しかったことは3つあります。1つ目はみんなで花火をしたことです。とてもきれいでした。すごく大きな花火があったり、小さくてかわいい花火もありました。2つ目は、海に行って桜貝を探したことです。さいしょは、「ないない」と言っていたけどよく見るといっぱいありました。その日は、いっぱいねられました。3つ目は、キャンプに欠かせないキャンプファイヤーです。自分のをやるのははずかしかったけど、みんながわらってくれてうれしかったです。私たち105団は、ペットショップのげきをやりました。みんなのも楽しかったです。

このキャンポリーは、夏休みのいい思い出になりました。来年は全国キャンプがあります。全国キャンプにも参加したいです。



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救急救命講習会と防災訓練
大庭 里原

救急救命講習会

AEDが教会のどこに置かれているかご存じですか。知らない方も多いように思いますが、教会事務所に置いてあります。9月4日にセンターホールで行われた救急救命講習会に参加しました。藤沢市消防職員2名と救命普及推進会のスタッフ2名が指導してくださいました。最初にビデオを見ながら、心肺蘇生法とAEDの取り扱いについて学習し、その後2班に分かれ、実技演習に入りました。2年前にも受講していますが、実技となると頭で考えているようにできないものです。心肺蘇生法の胸骨圧迫は「強く早く絶え間なく」1分間に100回のテンポで30回圧迫することがポイントであるようです。それを救急車が到着するまで続けるのですから、圧迫するときの体勢が大切であります。心肺蘇生法の実技演習の後、AEDの機種の相違点と操作について説明があり、心肺蘇生法とAEDを合わせて行う実技演習を行いました。最後に、その他の応急手当についての説明がありました。

藤沢市の救急車の出動回数は、1年間に約2万件あるようです。家族や友達、通りすがりの人が倒れているのを実際に発見したとき、慌ててしまい、講習で習ったように行動できる自信はありません。それでも、受講したことは必ず役立つものと思います。スタッフの方が「倒れている人を救えるのは、一番近くにいる人であり、受講者を一人でも多く増やしていきたい。」と話されていました。今後も、救急救命講習会が行われると思いますので、一人でも多くの方に受講していただきたいと思います。

避難訓練実施

東日本大震災から6ヶ月を経過した9月11日、9:30ミサの退堂時に地震を想定した避難訓練が実施されました。地震発生の知らせとともに、参列した人たちが指示に従って各自の荷物などで頭部を保護し、その後揺れが納まった時点で聖堂前広場に避難しました。避難は整然と実施され、歩行が自由でないかたなどへの気遣いもごく自然に実施されている様子が良く見てとれました。今後も様々な想定のもとで訓練を実施してゆければ良いように思います。 。



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平和のための合同祈祷会
善行 小林

今年の合同祈祷会は、8月6日藤沢バプテスト教会で行なわれました。

鵠沼小学校のそばにある教会ですが、初めて行く場所なので方向音痴の私はちょっと不安でした。でも、バスを降りると何人もの道案内の方がいらっしゃったので迷わずに行くことができました。

今年のテーマは「神とわたしと隣人と」で、ホーリネス鵠沼教会の上中栄牧師のお話がありました。 「あなたの神である主を愛しなさい」「隣人を自分のように 愛しなさい」

聖書にはこの2つの言葉が色々な場面で出てきます。この短い言葉の中に秘められた、大切なメッセージを改めて考えさせられました。

藤沢バプテスト教会は、来年1月に伝道開始50周年記念礼拝が行われるそうです。それに伴い、オルガンを修理したり、ホールの設備を整えたりするのを、この祈祷会に間に合うように手配して下さったそうです。また、礼拝、懇親会の準備、道案内等、たくさんの方々の奉仕に支えられ、今年の祈祷会も無事に終えることができました。本当にありがとうございました。当日は93名参加、80,650円の献金がありました。献金は会場教会と震災のために使われるとのことです。

この合同祈祷会は藤沢市内のキリスト教連絡会が主催している集会の1つです。次回は12月、私たちの藤沢教会で行なわれる市民クリスマスです。このような、たくさんの教会の方々と一緒に祈るエキュメニカルな機会はあまりないので、是非皆さんも参加してみませんか?



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外国人コミュニティー紹介(第3回)
ベトナム・コミュニティー

・ 人数は、200〜300人、毎月1回ベトナム語ミサに集まる。聖歌隊は約25人。行事で中心になるのは5人ほど
・ 使用言語は、ほとんどベトナム語で少しの日本語
・ 集中している居住区は藤沢市北部、大和市、綾瀬市、横浜市
・ 典礼・教会行事への参加は、ベトナム語ミサ主体(特にマリア様の祝日は盛大に祝います)。主日のミサ(聖歌、朗読も)にも参加。他にバザー、福祉バザー、ガーデンパーティーなど
・ お国料理は、春巻き、フォー

・ 藤沢教会について
(1) 日本人信徒の人たちからは親切にしてもらっており、良い関係が築かれていると思う
(2) トゥ神父にも良く、厳しくご指導いただいている
(3) マリアさまのお祭り(聖母被昇天など)に、もっと日本人にも参加してもらいたい
(4) このような外国人に関わる記事は現地語にしてもらいたい

・ コミュニティーのリーダーを紹介します(敬称略)


* グエン・トラン・キム
(日本名は福永金):
'83家族4人で来日。各地の難民キャンプを移動。 '86 藤沢へ移住し当教会メンバーに
 



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講演会「原発と地球の生命環境」を聴いて
鵠沼3区 牧野

8月21日(日)9時30分のミサ後、メルセス会シスター清水靖子による標題講演を聴いた。3月の東日本大震災に伴う福島原発事故発生というタイムリーな状況もあって、藤沢教会聖堂には90名を超える聴衆が集まった。シスター清水はカトリックの信仰厚き修道女であるとともに、理論武装した過激な環境活動家でもあるとお見受けした。一般に流布されている政府・マスメディアの報道では隠蔽されている重大な事実をひとつひとつ挙げて、原発がいかに地球環境(人間の生命・生活を含む)を悪化させているかを解説された。神が創造し人間に与えられた地球の環境・資源を、不正義・不公正・利益主義で汚してはならない、キリスト者こそが原発の撤廃のため知恵と力を尽くすことができると力説された。

シスター清水の講演内容の要点を記すと、

1) CO2を悪者とする地球温暖化キャンペーンは、一部の政治家と科学者、産業界のでっちあげシナリオであり、原発産業を推進するための理論的裏付けとされた。

2) CO2排出権取引には先進国が発展途上国の土地を食い物にする環境破壊活動(例:熱帯雨林を伐採して単一作物栽培地とする)が含まれる。

3) 原発は発電自体ではCO2を出さないが、発電量の約2倍の熱量を冷却水から環境に放出し直接地球を暖める。しかも燃料ウランの製造時、使用済み核燃料処理の際に発生するCO2は勘定に入っていない。

4) 一旦、事故を起こした場合の原発から環境中に放出される放射能の量は膨大であり、しかも核種によっては100年単位の存続時間をもつ。スリーマイル、チェルノブイリ、福島から放出された放射性物質による地球環境への影響は計り知れない。地域住民、事故の後処理に携わる作業者などへの健康影響はさらに深刻である。

5) 福島原発の事故については、政府・東電・マスコミ関係者の対応が取りざたされているが、何よりも、真実の報道がなされず、責任の所在が曖昧なまま、想定外事故として意図的な虚偽報道が流されたことが責められるべきである。これにより被害が拡大したが、この状況は未だに改められていない。

6) 世界には435基の原発があるが、地震国日本にはその内の54基がひしめく。地震による事故の危険性は言うまでもないが、原発がなくても電力は足りているのに、兵器・エネルギー産業のために火力発電を止めてまで原発を造り、稼働させることは不正義である。原発による電力のコストが他の発電手法と比べて安いというのは見かけだけで、原料製造と廃棄のコストを入れると決して安くない。

7) 今は歴史の転換点である。原発は最大の不正義であり、未来を損なうものである。かつて悪霊の軍団から人々を解放したイエス、苦しむものとともに苦しむ"脆い神"イエスとともに、私達キリスト者はこの不正義から社会と大地を解放するために力を与えよと祈りたい。

一部必ずしも同意できない部分もあったが、シスター清水のお話は、総じて説得力に富み、素晴らしい内容であった。脱原発は進めるべきであり、自然エネルギー利用へのシフト努力もすべきであるが、今はまずこのような真実の理解を進めることと、自らの生活をより環境負荷の少ない方向へ転換することが大切と改めて反省した。



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卒原発を考える会
世話人 浮田

3月11日の福島原発事故発生以来、原発に対する関心が急速に全国に、そして世界に高まっています。藤沢教会でもその勉強会が数回開催されてきました。最近では横浜教区平和旬間で、鎌仲ひとみさんの「核と人間」についてのビデオ上映と講演が行われ、また日本カトリック正義と平和協議会のSr.清水靖子が來藤され「原発の撤廃について」熱く話されました。この講演会には100名以上の方が出席され、この際、私たちの藤沢教会でも皆のおもいを何とか一つにしていきたいとの機運が高まり、そして8月28日に有志による話し合いの結果「卒原発を考える会」が事故発生以来半年後の9月11日にスタートしました。

その概要は下述の通りですが、多くの皆さまが賛同され、参加されることをお待ちしております。

・ 会の目的:
原発からの卒業を目指し、今後の我々の生活の在り方を見直す中で、私達の生活に必要なエネルギーの在り方をご一緒に考えて行きます

・ 活動内容:
祈る - 常にキリスト者としての視点から祈り、考えていきます
学ぶ - 目的に沿って、継続して学んで行きます。勉強会または会の集会を月1回程度開催して行きます
行動する - 署名運動、デモ参加、政治家への働きかけ など

・ 運営:
取りあえず次の世話人を置き、ご協力いただける方を募って、運営に関わる役割を分担していきます(ご協力いただける方は、教会事務所にある名簿にご記入願います)
世話人 - 浮田(T1)、川辺(K1)、小林(北1)、益満(T2)、 宮崎(北2)

・ この会のスタートに当たって:
去る3月11日(2011年)福島原発での大事故発生以来、半年がすぎました。その間に放射能の垂れ流しは、世界中の誰一人として止める術を知らないまま、今も進行しています。この恐ろしい事態、人間の命にとってほとんど絶望的と言ってもよいような現実をしっかりとわきまえている人がどれほど居られるでしょうか。

チェルノブイリと並んで、あるいはそれ以上にフクシマはいま国境を越えて人びとの魂を揺るがし、未来を脅かしております。事故を起こした国の国民として、また主の御あとを歩む者として、私は何もせず、口をつぐんでいてよいのかという強い促しを覚えるようになりました。実は私はある事情で原発について早くから学ぶ機会を与えられていました。ところが知れば知るほど不審と心配が強まっていきました。日本の方々の僻地での多くの住民の根強い反対運動を押して国は1986年のチェルノブイリ事故発生当時36基あった原発を25年後の今日54基にまで増設したのです。

原発の問題は複雑で普通の人の手には及ばないものだから専門家に任せておけばよいということで「安全神話」が広められました。かの専門家とはどのような人びとであったのでしょうか。私たちは「生きる専門家」です。原発の問題も生きている智慧に照らしてしっかりと考え直さなければならない時が来ています。生活者を抜きにして今後原発を語ることはもう、あってはならないのです。

「たとえ全世界を手にいれても、自分の命を失ったならば、なんの益になろうか、また人は自分の命を買いもどすために、何を支払えば良いのか」このみ言葉がしきりに思い出されます。



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2011年バザー 震災復興支援バザー
バザー企画委員会 牧野

2011年藤沢教会バザーを迎える季節になりました。今年のバザーは東日本大震災で被災された方々、原発事故で被害に遭われている方々への顔の見える復興支援を主な目的とします。藤沢教会共同体の交わりが深まり、支援地域の方々との関わりが継続して広がっていきますように、力を合わせて進みたいと思います。

支援対象:

@ 修道会が計画している震災遺児の方々への救済事業への支援
A 復興支援販売
*山形屋(石巻)の仙台味噌・醤油など
<100年続く仙台味噌、醤油の老舗。復興再起のための支援で当日販売コーナーを設置!>
石巻教会 主任司祭推薦、山形屋の経営者はカトリック幼稚園PTA会長

*二本松農園(福島)の農産物
<バザー当日、ぶどうの木で野菜&果物 販売コーナー設置!>
二本松教会が風評被害に対してサポートし、農園からは石巻、塩釜等震災支援ベースへも野菜供給を推進している

皆様方には、趣旨をご理解頂き、積極的なご支援を頂きますようお願い致します。具体的には、「バザー賛助金」でのご支援と、当日のいろいろな販売品を購入頂くこと、鈴木神父様の絵画購入などよろしくお願いします。バザー賛助金には、賞品の当たる抽選会も用意しております。

また恒例になったWelcome券も発売しております。こちらはバザー当日限りですが、会場内で現金代わりとなりますので、ご家族、ご友人、ご近所の方をお誘い頂くときなどにも有効活用して頂けます。

寄付品は10月2日より受け付けておりますので、例年同様にお願い致します。食品、衣料、日用品をお願い致します。また抽選賞品にしますので、是非金券(商品券、図書券、ビール券など)などのご寄付もお願いいたします。

バザーの日は、いつものバザーと大きな変更はありませんが、会場で提供される食事は国際色豊かに、教会内コミュニティーが腕によりを掛けたおいしい国際料理を楽しんで頂けます。また、上にも述べた仙台味噌の山形屋さん、福島で風評被害に立ち向かわれている二本松農園の福島産新鮮野菜販売が行われます。是非当日は皆様お誘い合わせの上、バザーをお楽しみください。

今年のバザーでは、これ以外に特別のイベントを予定しております。

まず一つは、バザー1週間前の10月8日(日)から15日(土)、朝10時から午後4時まで教会入り口にあるぶどうの木(売店の反対側の建物)でイエズス会、片柳神父様撮影の「マザーテレサ写真展」を行います。皆様、ご近所の方々や、教会に関心がおありの方など、今まで教会に足を運ぶ機会があまりなかった方を是非お誘い下さい。きっとよい宣教司牧の機会になることと期待しております。

もう一つは、ファイナル・バザー・フェスタです。バザー後恒例通り次の土曜日までぶどうの木で残った商品販売をしますが、10月23日(日)には、9時半ミサ後、バザーのトリを飾って、聖堂でバザー寄付品から見繕ったファッションショー、イベント、ビンゴ大会、鈴木神父様の絵画抽選会を行います。昼食付きで入場券は1,000円ですが、この会費も震災支援に入れます。皆でバザーの最後を盛り上げ、楽しい会にいたしましょう。

最後ですが、10月15日(土)には午後4時にミサがあります。また、バザー当日10月16日のミサは、朝7時と8時の2回です。9時半ミサはありません。また10月15日、16日両日とも教会内には駐車・駐輪は出来ませんので、ご了承ください。



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小グループ活動紹介
プリエ・アンサンブル

2009年6月から活動している弦楽アンサンブルです。現在8人(ヴァイオリン5人、ヴィオラ2人、チェロ1人)のメンバーで、毎月第3木曜日にセンターホールで練習しています。これまでに、クリスマスキャロル・お彼岸ミサ・宮内神父様の叙階式・介護施設等で演奏させて頂きました。事の発端はクリスマスキャロルでした。毎年、クリスマスに演奏を頼まれていましたが、その都度、にわか仕立てのグループでは、なかなか上手く演奏できず、聴いてくださる方に申し訳ないと思っていました。幸い、信者仲間で最小のアンサンブルが組めましたので、少しずつでも、固定メンバーで練習しましょうと云うことでスタートしたわけです。去年のクリスマスにはクラリネット奏者の小倉真澄さん(湘南台)にも加わって頂き、楽しい練習・演奏ができました。

グループ名の"プリエ"はフランス語で"祈る"と云う意味です。これからも、演奏で教会のお役に立てることができれば幸いです。私たちの夢としては、もう少し充実した楽器編成で宗教音楽を演奏してみたいと思っています。メンバーが増えると選曲の幅も広がるので、一緒に演奏してくださる方を募集中です。弦楽器、特にチェロ・コントラバスなど弾かれる 信者の方がいらっしゃいましたら、是非、仲間になってください。

連絡先:鵠沼2区 小藤



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明治の宣教師の足跡を訪ねて
鵠沼3区 高木 

このシリーズは前回第8回をもって終わらせていただきます。

パリ外国宣教会は安政6年(1859)日本カトリック教会が復活して以来約350名の司祭を派遣してくださいました。それも平易な中の宣教ではなく、ある時は石を投げられたり、お湯をかけられたりしましたが、特に大東亜戦争中は憲兵隊や特高警察に拷問され神戸ではブスケ神父様が殺されたり、清瀬では患者の密告でメイラン神父様が留置されたそうです。それも私たちが信じる本当の神様が否定される時代であったからでした。そこには不敬罪や治安維持法という法律がありました。その苦難な時代を通して今日の平和な信仰生活があるのです。パリ外国宣教会の神父様方本当にありがとうございました。



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がりらや便り

東日本大震災に加えまた多大な台風被害、早く自然も季節も落ち着いてほしいものです。

今月は修道女であり、病気や災害、事故などで家族を亡くした遺族を対象としたグリーフケア(悲嘆にある人の心のケア)の実践に長年かかわり、その第一人者として活躍されている上智大学教授、高木慶子氏の著書を2冊ご紹介します。


「悲しみの乗り越え方」
角川出版 760円

人間の悲しみとは何か?癒しの希望とは?日本人の「悲嘆」の現場に寄り添い続ける著者がやさしく解き明かす。天災、病気、失業、事故、失恋…人生という「喪失の連続」を生きるための処方箋


「悲しんでいい 大災害とグリーフケア」
NHK出版 777円

震災以降、復興のために気を張り詰めて生活する人々へ届けるメッセージ。悲しみをこらえず、自分の心と向き合い、時に助けを求めながら希望を見出す道しるべを示し、また悲しみにくれる人をどうやって癒せばよいか、その方法も紹介します






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鈴木神父の川柳(続12)
編集部編

今回はA年その3です。 ( )内は鈴木神父の注記です。

2011年

5/1
信仰も寄せては返す波に似て 
(復活節第2主日)「ヨハネ20:19-31」
(神を信じる歩みもさまざまな時期がある)

5/8
君だって犠牲の上に生きている
(復活節第3主日)「ルカ24:13-35」
(キリストも周りの人も私も犠牲を払って生きている 
そのお蔭で誰かが生かされ自分も生かされる)

5/15
牧者面 それでもあんた羊かい?
(復活節第4主日)「ヨハネ10:1-10」
(イエスこそ羊飼いであり 私たちは羊であることを忘れると
色々なことがもつれ始める)

5/22
お別れに自己紹介されるほどの仲
(復活節第5主日)「ヨハネ14:1-12」
(いよいよ死が近づいた頃
イエスはトマスの問いに答えてご自分が何者かを話される
もう何年もつき合っているのに・・・)

5/29
ピンチにも神にまかせる知恵がある
(復活節第6主日)「ヨハネ14:15-21」
(人生大変なことが色々あるが
十字架と思って引き受けると思いがけない展開があり
見捨てられたのではないと気づく)

6/5
主の力 想定外というべきか
(主の昇天)「マタイ28:16-20」
(神の国を実現なさる力とは どれほどの力なのか)

6/12
やな奴とけんかをしても見捨てない
(聖霊降臨の主日)「ヨハネ20:19-23」
(神さまは誰をも受けいれてくださることを思えば せめて・・・)

6/19
父と子と聖霊のみ名呼べどなお
(三位一体の主日)「ヨハネ3:16-18」
(信じられることが救いといつの日か思えるか 日々神を思いつつ)

6/26
このパンはタダより高いものなのか
(キリストの聖体)「ヨハネ6:51-58」
(このパンを食べる者は自分の十字架を背負って歩むことになるが・・・)

7/3
独人(ひとり)ではわからんものよ 主の救い
(年間第14主日)「マタイ11:25-30」
(賢いと自惚れている人はとかく自分だけを頼り
他人を信頼するのでなく利用しがちだが
軛は二人で負うもの そこに主の救いの鍵がある)

7/10
無駄なしに生きんとすればわからない
(年間第15主日)「マタイ13:1-23」
(種まきの蒔く種は無駄になるようでならないのではなかろうか)

7/17
案ずるな 寛容すぎることはない
(年間第16主日)「マタイ13:24-43」
(毒麦を最後まで抜かない神の寛容を思うとき何に気づかされるか)

7/24
宝物手に入れ失い泡のよう
(年間第17主日)「マタイ13:44-52」
(信仰を宝物といえる時もあるが信じられない時もある
人間の不安定さから何に気づくか)

7/31
憐れみは人から人へうつるもの
(年間第18主日)「マタイ14:13-21」
(そこにいる人に憐れむ心が動かされるとき
何かの奇跡が起こると信じられますか)



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