八 角 形 に ゅ ー す

2011年11月20日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

交わりの教会として生きる私たちの信仰・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 トゥ

教会委員会報告(10月22日)

<ネットワーク・ともに>

2011年バザー (東日本大震災復興支援のため)・・・・・・・・・・・バザー企画委員会

出会い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 生田

福島野菜販売 〜二本松農園〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二本松教会信徒会長 柳沼 

ファイナル・バザーフェスタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂1区  山崎

第44回一粒会大会 〜出会い〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一粒会 岩田

ボーイスカウト入団上進式

ボーイスカウトに上進して ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小学3年 藤沢16団ボーイ隊 鈴木

ガールスカウト入団式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・団委員長 曽根

マドレーヌの会年間報告(平成22年9月〜平成23年7月)・・・・・マドレーヌの会一同

3部門共同連続講座 第6回「フォーカシング」報告・・・・・・・・・・・宣教部 岡田

ミサ典礼の再認識を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼2区 田崎

がりらや便り

クリスマス号原稿募集

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交わりの教会として生きる私たちの信仰
司祭 トゥ

一年の終わりが近づき、朝晩めっきり寒くなって参りました。季節の変わり目です。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。お体を無理せずに、前に向かって参りましょう。

教会典礼において、11月に入りますと、喜びのうちに教会は、「諸聖人の祭日」つまり「天国の教会」に迎えられ、すべての人のために取り成す聖人たちに心を向けて祝います。そして、「諸聖人の祭日」の次の日は、「死者の日」を記念として定め、教会は亡くなったすべての人、まだ苦しみのうちにある霊魂を思い起こしながら、一生懸命に祈り捧げるよう私たちに呼びかけています。

そして、「イエスのもとに行けるだろうか」と不安に思っているこの世にいる私たちは、いわば「旅する教会」は「天国の教会」に励まされ、力づけられることによって、希望を持って前向きに進んでいくのです。「天国・旅する教会」の深い交わり、そうして、これらを強く結び合わせることが出来る人こそ御子イエス様です。これこそ真に、私たちの交わりの教会の神秘です。素晴らしい信仰です。

この信仰は、教会が確信を持ちながら、「キリストのうちに私たちの復活の希望は輝き、死を悲しむ者も、とこしえの命の約束によって、慰められます。信じる者にとって、死は滅びではなく新たな命への門であり、地上の生活を終わった後も、天に永遠の住みかが備えられています。」と、新たな命への門が死者のミサの叙唱の中で、宣言されます。

また「主に依り頼む人は真理を悟り、信じる人は主の愛のうちに主と共に生きる。主に清められた人々には恵みと憐れみがあり、主に選ばれた人は主の訪れを受けるからである。」と「知恵の書(3:9)」を通して、キリストを信じている私たちに大きな励ましと確かな保証を与えています。

洗礼の恵みを通して、キリスト者は既に、この信仰を持ち、現実に毎日を生きているのです。特に、11月の「死者の月」は、教会の招きに答えて、「死者を助け、追悼を行いましょう。ヨブの息子たちが父親の生け贄によって清められたのなら、私たちは何故、死者のための供え物が死者に何らかの慰めをもたらすことを疑うのでしょうか。ためらわずに、死んだ人々を助け、彼らのために祈りを捧げましょう」(カテキズム1032)という教会の教えを信じ祈っていきたいと思います。



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教会委員会報告(2011年10月22日)

<報告事項>

1.合葬の園

先般の台風による被害が出た。入り口の坂にある大人一抱えほどの大きな木が倒れ合葬の園が停電したが、幸いすぐ修復された。また、管理委員会の方が球根を植え、春にはきれいな花が期待できる

2.財務関係

来年度の予算を検討している。各部、ブロックからも予算要求をすること。来年はアスベスト工事計画があるが、来年早い時期に聖堂内の浮遊物を検査した上で工事の可否を決定する。工事費用は1,900万円ほどを予定している

3.営繕関係

教会照明をLED化することを検討している。入手が困難で納期の長い聖堂高天井用の電球を282,000円で先行発注することについて、委員会として了承した。また、回廊が大分老朽化しているので、補修を行う。工事費見積もりは約120万円である。本件についても了承した。
聖堂脇裏口への通路の照明確保と見通しをよくするため、駐車場脇の樹木伐採を含む整備を行う。約7万円の予定

4.3部門連続講座 

10月2日(日)フォーカシングについて勉強した。11月6日(日)には通夜の祈りの実習を予定している。なお、12月は外国コミュニティーからクリスマスの祈りについての話を予定している

5.敬老ミサ

9月18日(日)に行った。鈴木神父から、高齢でも元気な方々に塗油の秘蹟を授けることはどうかとも思っているので、今後、秘蹟を施すときには死の準備という秘蹟の意味をよく伝えるなどの工夫も含めて典礼部で検討するとの話があった

6. 一粒会大会

9月19日(月)、富士聖ヨハネ学園で総勢300名が参加して行われた。当教会と近隣の教会からは約50名参加した。トゥ神父が説教を行った

7.国際ミサ

9月25日(日)は国際ミサで、各コミュニティーの連携がうまくいって大変印象深いミサとなった

8.湘南キリスト教セミナー連絡会

来年5月下旬に藤沢教会で開催される。現在講師の絞り込み中

9.教会バザー

10月16日(日)のバザーは、よい天候にも恵まれ、成功裡に終わることができた。中間的な売り上げ集計であるが、収益は280万円ほどとなっている。その前に行われた「マザーテレサ写真展」は初めての試みであったが250名ほど来訪された。アフターバザーセールも8万円弱の売り上げを得ている。10月23日(日)には、チャリティー・ファイナル・バザー・フェスタを開催する予定で、バザーを楽しく終えたい

10.第5地区集会祭儀セミナー

10月29日(土)に鍛冶ヶ谷教会で行われる。これは昨年台風で出席者が少なかった企画の再開催である

11.七五三祝別

11月13日(日)12時から聖堂で行うので、申し込んでほしい。辻堂ブロックが当番でお世話する

12.第5地区共同宣教司牧委員会

11月13日(日)に大船教会に司教様を迎え、今年度の活動報告会を開催予定

<ブロック・活動部>

(鵠沼)11月28日(日)にブロック集会を行い、内容を決めていく。次年度体制などについて一歩一歩進んでいる

(辻堂) バザーのために皆働いて頂いていることに感謝している。七五三お手伝い、12月の障子張りなどを予定している。また、10月30日(日)にはブロック集会を行い、バザーの反省、次年度の体制、11月の典礼当番について話し合いをする予定

(北1) 次期責任者を選任中である。またブロック活動ではないが、11月8日(火)に、フランシスコ会福田神父様の指導でレジオマリエ横浜コレジウムの黙想会を予定している

(典礼部)
・ 今までの「聖体奉仕者」と言う名称は、今後正式には「聖体授与臨時奉仕者」と呼称する
・ 奉納行列は、司祭が祭壇で準備でき次第進み出す。このとき、献金籠は行列のあと脇から祭壇前に置く
・ 10月28日(金)は当教会守護の聖人聖シモン・聖ユダの祝日である。9時のミサ後ティーパーティーを予定している

(宣教部)
・ 12月25日(日)に予定している幼児洗礼のための準備をしている。申し込み締め切りは11月27日(日)とする
・ 来年の堅信式は11月を予定している

(教育部) バザーで魚釣り300個全部完売。11月23日(水)に神学院ザビエル祭に参加予定

(福祉部)
・ 福島県の桜の聖母学院が計画している里親制度に協力者が10名ほど集まった。対象となる子供の集まりが悪いとの情報もあるので、11月に福祉部として訪問して実情を調査したい。また、第6地区も同学院を支援する意向があり、連絡を取り合っている
・ 12月11日(日)にクリスマスミニバザーを予定している

(国際部) 次期国際部長はフィリピンコミュニティーの秋元エリザベス(ミーア)さんに内定した。他の外国コミュニティーメンバーや日本人も協力してミーアさんを支えていこう、というお話がトゥ神父よりあった

<その他>

・ 次期教会委員長を各ブロック長から10月末までに推薦すること
・ 司祭・修道者・信徒3者交流会を11月2〜3日に鎌倉十二所の黙想の家で行う。当教会から浅野さん、片桐さんが出席予定
・ 教会の将来ビジョンについての話し合いを進める。このために、10月29日(土)の臨時活動部連絡会で下打ち合わせの上、教会委員会で討議する手順で行いたい



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<ネットワーク・ともに>

私たちの共同体にはすでにブロックの体制があり、いくつかの活動部があり、グループがあり、活発に動いている…。これで大丈夫…。でも、何か足りない気がする…。何だろう…。もしかしたら、足りないものは何だろう、と考える人が 足りないのかも…。 何度も話し合いを重ねて、どこのグループにも頼めないような小さな小さなことに関わっていけるような、気楽に何でも頼めるようなグループがあればいいのではないかしら…。そんな思いから、各ブロックから人が集まり、<ネット ワーク・ともに>というグループが発足しました。

以来、ご病人のお世話、お花売り、卵売り、ミニバザーなどなど依頼されたこと、気づいたことなどを折々に行なっております。ことにアジア学院の卵販売につきましては2005年以来多くの皆様のご協力を得てこの3月まで続けていましたが、大震災後の中断を経て11月にはまた販売させていただく予定です。冬のクリスマスミニバザーの花売りも今年はもうやめましょうか、と話し合っても、 待っていてくださる方々のお声掛けに力を得て、ではまた今年も、というように続けさせていただいております。

こんなこと助けて欲しい、これはどうやったらいいの? などなど、もしも何か手助けが必要なとき、分からないことなどがありましたら、ご遠慮なくお声かけください。私たちも分からないながら、ともにお手伝いできたらとお待ちしています。そのうち私たちが、皆さん、私たちを助けて!とお願いするまで、細々と続けていけたら、と願っております。

八木/天ケ瀬/下村(北1/2) 片桐(鵠沼) 興膳(辻堂) その他協力者多数



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2011年バザー (東日本大震災復興支援のため)
バザー企画委員会

2011年バザーは、掲題のとおり今年3月に発生した未曾有の大震災の復興への支援を目的として計画を進めて来ました。お陰様で、バザー当日の10月16日(日)は好天にも恵まれ、成功裡に終わることができ,共同体内外に大きく和を広げることができました。

今年のバザーは、前後に2つの行事を取り入れました。バザーの前1週間をイエズス会片柳神父様撮影の「マザーテレサ写真展」をぶどうの木で開催し、バザーの"宣伝"と福音宣教のお役に立とうと計画しました。教会に始めてこられたという方も含めて、約250名の来場者がありました。

また、その後の17日からは、恒例のアフターバザーセールと鈴木神父様の絵画展を平行で行いました。そして、この2週間にわたるバザー週間の結びとして、「チャリティー・ファイナル・バザー・フェスタ」を催し、皆さんと一緒に楽しく締めくくることができ,また和を広げられたものと思っております。これら新しい試みについては、別途この八角形ニュースに投稿がありますので、詳しくはそちらに譲ります。

さて、バザーの当日は多くの方々がお見えになり、楽しい時を過ごすことができました。聖堂内の売り場配置は例年通りで大きく変わっていなかったので、お客様も慣れたご様子でした。お昼を廻る頃から、値引きも始めましたので、商品となった寄付品の売れ行きも上々でした。今年も聖堂内の中央には、28の福祉団体からの出店もあり、様々な商品で飾られ、お客様の目を楽しませていました。子供会の魚釣りは300個用意したのですが、あっという間に完売となりました。

今回初めて国際色豊かな食事の提供をすると言う宣言をしました。ボーイスカウトのピザ(新しく苦労して開発したお釜による)、韓国のチジミ、ラティノスのパパア ラ ウワンカイナとエスカベーチェ、フィリピンのバーベキューとアドボご飯、それにベトナムの春巻、フォー、ソイクという国際コミュニティー提供の品々と、日本の焼き鳥・焼きそば、十割そばという、本当にバラエティー豊富な食事が用意されました。唯一無国籍料理となってしまったカレーも必要であるとの声を受け、食堂内で販売しましたが、どれも本当に順調で、1時を回る頃には殆どのメニューが売り切れてしまいました。ランチコーナーにあったケーキは本当にあっという間に売り切れてしまい、あとから来た人たちを残念がらせていました。

この他にも、教会事務所応接室を使った中高生の喫茶店、ガールスカウトなどの菓子販売もあり、食事をしながら和やかに歓談される風景が随所に見られたのもうれしいことでした。今年は、これ以外に震災復興支援に直接結びつく、福島県二本松教会が支援している二本松農園から朝採り新鮮野菜・果物の販売(夜中3時に現地を出発してくださいました)と、宮城県石巻の味噌醤油老舗山形屋の商品販売の特設コーナーを設けました。バザーの直接の売り上げにはなりませんが、大きな成果を上げることができました。

まだ、最終結果は出ておりませんが、現在(23日のチャリティー・ファイナル・バザー・フェスタ終了時点)まで、総売上が約300万円、その中から経費を差し引いた利益金が280万円ほどとなっております。この内には、復興支援ということから、「バザー賛助金」も例年より遙かに多く頂きました。その他に、別途に二本松農園の出張販売は約24万円、山形屋の味噌醤油は約9万円の売り上げとなっております。これらを合わせれば、目標の300万円には到達しております。

今後このバザーの支援先情報を含めて、更に詳しくまとめて来月の八角形ニュースに最終報告を致したいと思っております。皆様本当にありがとうございました。深く感謝申し上げます。



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出会い
辻堂2区 生田

藤沢教会の皆様、バザーお疲れ様でした。皆が心を合わせ「和・・」輪になってバザーに取り組んだ事でした。

バザーの一週間前から事前展示としてマザーテレサ写真展が、ぶどうの木で開催されました。私は10月9日初日の夕方受付として座っておりました。室内にはマザーの柔和な顔、優しい目、彼女が最後まで慈しんだ病人や町の写真で満たされていました。そしてマザーの残した沢山の言葉が溢れていました。「たった一つのほほ笑みがあなたを変え、隣人を変え、世界を変えます」「愛の反対は憎しみではありません。愛の反対は他者への無関心です」「わたしたちのしている事は大海の一滴にすぎません。ですが、もしこれをやめれば大海は一滴分小さくなるでしょう」等など。私はこれらの言葉に見入っているうちに、マザーテレサは若い時からずっとこの様な事を考えながら神様と共に歩んでこられたのかしら、と思い始めていました。このしわくちゃの(失礼)お顔も好きだけど、もう少し若い時の顔はどんなだったかしら、見たい・・。

その時、一人の男性が入ってこられ「私は彫刻家なんです。実はマザーテレサの若い頃の彫像を創っています」とおっしゃるのです。彼はマザーに一度会っていらっしゃるそうで、この展示会場の前を今、偶然通りかかった、と云うのです。その方は私に名刺を渡し、ネットに載っているから見て下さい、と云って出て行かれました。私はちょっと不思議な感覚に包まれ、何だかマザーテレサに私の心を見透かされた様に思いました。もちろん帰宅してすぐにその彫刻家、小鹿 良太(おじか りょうた)さんのサイトを見ました。そこには若いマザーテレサの彫像が写っていました。

この写真展に片柳神父様が「マザーテレサは生きている」という一文を寄せていらっしゃいますが、マザーは今もこうして働きかけていらっしゃるのかも知れません。写真展を沢山の方が見にいらっしゃいましたが、それぞれにマザーと出会われたり、そこで色々な人と人との出会いがあった事でしょう。



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福島野菜販売 〜二本松農園〜
二本松教会信徒会長 柳沼

6月26日、バザー担当の牧野進一さんから藤沢教会のバザーでの福島野菜の出店の可能性を打診してこられたのが最初でした。私はすぐに快諾させて頂いたものの、牧野さんが反対者の攻撃を受けることになるのではないかとまず懸念しました。福島の野菜に関しては「好意的」か「反発」かのどちらかで、中間はないというのが特徴です。もちろん、私たちは放射能検査で安全確認がとれた産品しか扱っていません。私たちは非難、反発、嫌がらせ等を受けて傷ついても、それでも売らなければ死活問題ですので頑張る道しかありませんが、牧野さんも私たちを応援してくださる以上、責められることを覚悟して下さいますかとお願いしました。

こうして始まった福島野菜の販売計画でした。バザー当日、新鮮さが命の野菜をワゴン車に積んで、朝3時に二本松市を出発し8時過ぎに藤沢教会に到着すると、早速数人の方が準備のお手伝いをして下さいました。販売中は入れ代わり立ち代わり、多くの方が私たちを気遣い様子を見に来られ、ある方は大声で呼び込みをして下さり、ある方はたくさん買って下さり、ある方は励ましの言葉をかけて下さいました。お陰様で完売しました。本当に藤沢教会のみなさんの心の温かさに感謝です。

24万円の売り上げでした。これらは各農家に支払われます。福島の農家に代わって、藤沢教会の皆様に心より御礼申し上げます。




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ファイナル・バザーフェスタ
辻堂1区  山崎

バザーの1週間後の10月23日(日)にチャリティー・ファイナル・バザーフェスタが教会で行われました。初めての行事でどんなことが飛び出すのかと思っておりましたが数々の楽しいシヨーが演じられたのです。

そのひとつは、寄付品(特に衣服)を用いたファションショーでした。高久さんが向けるライトに照らされて、はじめにシルクハットに黒いスーツ姿の川辺さんと、素敵なコートをはおったリディアさんが現れました。プロの顔負けのスタートです。浮田さんの着物姿に帯がわりのベルトとビーチサンダル(?)。見覚えのあるスカートをはいた松尾さんがフラメンコを踊られたり、きものを着た七五三の親子姿、どこかへお出かけしたくなるようなロングドレスや、一度は着てみたいチャイナ服など、次々と皆さんとてもお似合いで、どれもユーモアたっぷりの演出で私たちを楽しませてくださいました。教会学校の子供たちによる手話での歌もかわいらしく思いました。また、音楽に合わせ、ゆっくりした動きが美しい太極拳の出演もあり、日頃の成果を披露して下さったり、茂手木さんグループのフラダンスもあり、フェステイバルを盛り上げて下さったと思います。

午後からはビンゴゲーム、賛助金抽選会、フェスタ抽選会それに鈴木神父様の絵画抽選会が注目のなか行われました。私はこの時、鈴木神父様が打ったゴルフボール(スポンジです)を拾いトートバックが当たり、ビンゴでお花券、抽選券で2等が当たるというめったにない嬉しいプレゼントを頂きました。昼食のビーフシチュウーも美味しくいただき、久しぶりの方とご一緒できたのも感謝です。フェスティバルを楽しく過ごせたのも参加してくださった方々、準備してくださった方々のおかげと感謝しております。

この度の教会バザーでも資金調達のみではなく、参加する人と人との関わりを大切にしたお互いのこころの触れ合ううちに、神様が豊かに働かれておられることを多くの人が感じたのではないでしょうか。ともあれ復興支援バザーは楽しい笑いのうちに無事終わったのでした。



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第44回一粒会大会 〜出会い〜
一粒会 岩田

まだ暑さの残る9月19日、山梨県の富士聖ヨハネ学園で第44回一粒会大会が開催されました。第5地区で貸し切りバスを用意し、藤沢教会からは、トゥ神父様、小中高生11名、大人18名の計30名が参加、第5地区全体では50名の参加でした。

午前のプログラムは、大人プログラムと子どもプログラムに分かれました。子ども達は三つのグループに分かれてそれぞれの活動の場所に移動し、大人達は日本カトリック神学院の伊藤幸史神父様の講話を聴きました。

神父様は自己紹介を通して司祭になられるまでの、いくつかの"出会い"をお話しになりました。可愛がって下さったおじい様が熱心な仏教徒で、朝夕仏壇の前でお経を唱えておられた姿を見て子供心に神仏の世界があることを知り、その背中が語る何かを通して宗教的な触れ合いを感じておられたそうです。そして、高校時代に何気なく読んだ遠藤周作の一冊の本にひかれ、どんどん読んでいくうちに直接会ってみたいと思われるようになったとのこと。その後、井上洋治神父様が遠藤さんの親友であるという情報を得、神父様が東京カテドラルにおられることを確かめると、大学受験で名古屋から上京された折に、カテドラルの前から電話をされました。すると、井上神父様は快く会って下さり、これが伊藤神父様が初めてカトリック司祭に出会われた瞬間で、その後司祭への道を歩んで行かれることになりました。さまざまな"出会い"に導かれるようにして司祭になられた神父様のお話を聴きながら、一人ひとりを呼んでおられる神様の意思を感じました。この後、カトリック神学院の現状についてお話しになりました。

昼食が終わると、小学校低学年の子ども達がハンドペインティングで描いた、色も鮮やかな富士山とマリア様の二つの大きな絵が壇上に掲げられました。高学年は秋の学園のヨハネ祭で使うアーチを作り、中高生は園内に置くベンチを組立て塗装をしてきれいに仕上げ、それぞれミサで奉納しました。楽しい共同作業を通して子ども達の心にきっと蒔かれたであろう感動の種は、神様が大きく育てて下さることでしょう。

午後は、梅村司教様と26名の司祭団による共同司式で、400名以上の参加者と共にミサが捧げられました。お説教はトゥ神父様がなさいました。神父様が、「司教様をはじめ横浜教区、一粒会の皆様のお祈りと暖かい支えにより、昨年司祭叙階のお恵みをいただきました。心から感謝致します。」とおっしゃると会場から一斉に大きな拍手が起こりました。「中学2年の時、800人以上の人々が集まった修道女の初誓願のミサにあずかり自分の人生が変わった。そのミサは生き生きとして感動的なもので、この"出会い"がなければ司祭の自分はいない。」と出会いの大切さ、出会いが大きなきっかけになることを強調されました。そして、光であるイエス様の弟子となった私達はどうあるべきかをお話しになりました。「日々の生活の中で、私達のことば、行いを通して常に周りの人々に灯が見えるよう、神のみことばを運ばなければならない。灯は自分だけのものではないし、人々のために使えば使うほど光り輝く。よいキリスト者になりたい私達はキリストに出会った喜びを思いおこし、イエス様の教え、生き方を見習いたい。」と語られました。

一粒会大会は司教、司祭、修道者、老若男女の信徒が一堂に会し、横浜教区が一つになれる素晴らしい集まりだと思います。皆さま、来年は是非ご参加ください。

一粒会は祈りと献金によって神学生を支える会です。横浜教区の神学生は現在5名です。是非、会員になっていただき司祭召命を願い、神学生養成のためにお祈りと共に献金を捧げて下さいますようお願い申し上げます。

小学1年 ようたろう

えのぐをつけて、ぺたぺたしたのが たのしかった。かえりのばすがながかった。

小学2年 まなえ

わたしは、いちりゅうかいたいかいにさんかしました。たくさん人がいて、しんぷさまもたくさん、いらっしゃいました。みんなで手にえのぐをつけてマリアさまをえがきました。
ミサはながくて、ねむくなってしまいましたが、たのしかったのでらいねんもいきたいです。

小学3年 英俊

おべんとうをたべるときにメスのカブトムシをみつけました。みつかってうれしかったです。

小学4年 まゆみ

最初は普通のミサをやって終りだと思ったけど、ちがいました。たくさんの神父様たちとミサをやったのではくりょくがありました。他にも、祭り用のアーチを作ったり、きゅうりを食べたり、弁当を食べたりなどで、楽しかったです。出来たらまた行きたいです。

高1 世鈴

一粒会大会で中高生はベンチを作りました。初めて会った友達がほとんどだったので、作業場がとても静かでした。ベンチを作るといっても、組み立てをするだけでしたが、ビスを入れるときに真っ直ぐに入らなかったり、木の位置がずれてしまったりして、協力をして 作らないと、大変で難しい作業でした。みんなでベンチを作っているうちに少しずつ話が弾んでき、とても楽しく作ることができました。お昼は中高生みんなで作ったベンチに座り、お弁当を食べました。頑張って作ったベンチで食べるお弁当は、いつも以上においしく感じ、色々話をし、笑い声が広がった時間でした。
一日という、短い時間でしたが、新しい友達が増え、とても仲良くなることができて、すばらしい日になりました。すばらしい仲間ができたこと、良い日になったこと、一粒会大会でのすべてのできごとを神様に感謝します。どうもありがとう!!



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ボーイスカウト入団上進式

10月9日(日)9時半ミサにおいてボーイスカウト藤沢16団の入団上進式が行われ、カブ隊への上進2名・入団2名、ボーイ隊への上進2名・入団1名が「やくそく」や「ちかい」を行いました。引続き入団受付中ですので、幼稚園年長児以上の保護者の方は遠慮なく副団委員長岡田(藤沢1区)までお問合せ下さい。

   

ボーイスカウトに上進して
小学3年 藤沢16団ボーイ隊 鈴木

ぼくは、10月9日にカブ隊からボーイ隊に上進しました。1年生の時にビーバー隊に入隊しその後2年生の秋にカブ隊に上進し、その後カブ隊の活動をがんばってきました。ボーイ隊に上進するか、とてもなやみました。なぜなら一しょにがんばってきたお友達がやめてしまい、ぼく一人だけということでとても不安だったからです。でも、おうちの人と相談してやっぱりぼくは、がんばって活動をつづけていくことに決めました。上進式では、神様の前でちかいを立てました。とてもきんちょうしました。

いつでもどこでもスカウトであることを忘れず、人のことを思いやるやさしい心を持って困っている人や弱い人をたすけたいと思います。そして、少しでも世界のおやくに立てるように、自分の心も体も強くしていきたいと思います。ぼくの決意です。ボーイ隊に上進できてとてもうれしいです。神様に感謝します。



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ガールスカウト入団式
団委員長 曽根

10月23日(日)ガールスカウト神奈川県第105団では新たに一年生1名、四年生2名、計3名の入団式が行われました。

2009年に3名でスタートしましたが、この日7名となりました。これも皆様方が温かく見守ってくださり、ご支援くださったおかげと感謝いたします。

今年は、春は大震災のための街頭募金、夏は3泊4日のキャンプ、江ノ島海岸のごみキャンペーン、秋は教会バザーでのブラウニー販売と元気に楽しく活動しています。

スカウト7名、これからも祝福していただいたスカウトネッチとともに仲良く頑張っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。



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マドレーヌの会年間報告(平成22年9月〜平成23年7月)
マドレーヌの会一同 

この1年もマドレーヌつくりを予定どおり行いました。福祉の日とバザーでの販売を軸にマドレーヌ、ママレード、花布巾の純益(226,000円)とクリスマスチャリテイコンサート募金(172,000円)から、聖心侍女修道会「ラファエラ東ティモール子供募金」へ35万円、東日本大震災募金に4万円を寄付いたしました。9月4日には現地より一時帰国中のシスターモニカ中村葉子様より、東ティモールの現在の活動の様子など映像を交えて報告していただき、教育を重点に少しずつ子供達を取り巻く環境が整ってきていることがわかり、私達も励みとなりました。また、その中から数人の女性がシスターを志願して修練されていることもうれしいニュースでした。皆様のご協力を感謝しご報告申しあげます。 なお12月3日(土)午後、聖堂にて、第8回クリスマスチャリティー マンドリンコンサートを開きますのでどうぞお出かけくださいませ。



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3部門共同連続講座
第6回「フォーカシング」報告

宣教部 岡田

祈り、伝え、証する3部門共同連続講座第6回は10月2日(日)、シスター井上政子(聖母訪問会)を講師にお願いし「フォーカシング--- からだの内なる世界で起こっているいのちの叫びを聴く」をテーマに、約40名の参加をいただきました。

まず「フォーカシング」とは、焦点を合わせるという言葉がもとであり、「自分がどう感じているか」に焦点を合わせ、知っているようで十分に知らない自分の本当の思いをわかっていくことであるとの説明がありました。私達の生きている状況と心と体は深く繋がっていて、問題・気がかり・不安は、体の内側、特にのど・胸・腹あたりに、気になる感じ(言葉にならないからだ感覚、フェルトセンス)として現れるので、その感じに優しく寄り添い、耳を傾け、心のメッセージを受け取るプロセスであるということです。役立つ場面としては、自分が精神的に混乱して、本当はどうしたいのかよく分からない時や、抑えきれない感情をどう扱ったらよいか分からない時などであると説明がありました。その後、自分の手を3分間じっと見て、やさしく心の中で対話しました。何人かの参加者は「ごめんなさい」「よく働いた」「ありがとう」と話しかけ、「いたわってくれてありがとう」などの返事をもらいました。

さらにシスターから、私達は祈り・宣教・奉仕に忙しく立ち回っているが、自分のからだをいたわること、たとえば今何が食べたいか、からだに聞いてみることが大事であること、イエスは「隣人を自分のように愛しなさい」と言われているのだから、自分のからだをいたわり、肯定的感じをじっくり味わうことが大事であると話されました。その後、実際にエクササイズとして、体の内側、のど・胸・腹を上から下へ、下から上へと感じながら、気になる感じを探りました。参加者からは「悲鳴を上げていた」という気づきもあり、それに対して、病んでいるところ、苦しんでいるところはただ聴いてあげ、そばにいて受けとめてあげるだけでよく、それ以上、否定的な嫌な感じに振り回されず、ストップをかけること、また、エクササイズから戻るときは慌てず「また来るからね」とその感じを大切に扱うよう、コメントがありました。

このようなエクササイズに慣れると、みことばを味わったり、一日の振り返りや識別をしたりすることを助け、祈りと生活を統合する道具となると締めくくられました。最後に、フォーカシングの集いに以前参加した浮田さんから、日常生活の中で、嫌な人をエクササイズの中で遠くへ飛ばしていること、定年後夫婦間の適切な距離を保つために役立っていること、藤田さんから、フォーカシングに出会って否定的感情に振り回されることがなくなったことなどが分かち合われました。  

シスター井上は、来年以降、玉縄修道院(栄光学園隣)にて研修会を予定されており、参考図書『やさしいフォーカシング 自分でできるこころの処方箋』(アン・ワイザー・コーネル著)も売店に置いて頂きましたので、ご関心のある方はお尋ねください。第7回は11月6日(日)9時半ミサ後「通夜の祈り」をテーマに典礼部の企画により開催予定です。



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ミサ典礼の再認識を
鵠沼2区 田崎

第2バチカン公会議から、およそ半世紀が経過致しました。当初はラテン語のミサ典礼が自国語のミサ典礼に変ったのだ、と言う位でそれ程大きな違和感はありませんでした。しかしその後当カトリック藤沢教会のミサ典礼は、公会議が意図したものと異なる方向に動き出し、最近はかなり酷い暴走が続いている様に見えます。そこで今回種々の情況、視点から考え、出来得る限り早く暴走を中止する様提案致します。

既にローマではこの様な事象を是正すべくいろいろな策を講じております。例えば前教皇ヨハネパウロ2世は2000年(平成12年)に「ミサ典礼の総則」を改訂し、2002年(平成14年)には、それに基づいて、「ローマ・ミサ典礼書改訂第3版」が発行されました。更に「ロザリオの年」、「聖体の年」などお定めになり、「典礼」と車の両輪をなす「信心」の面にも力を注がれました。現教皇ベネディクト16世は、2007年(平成19年)に、ラテン語、グレゴリオ聖歌の学習、実践を奨励する使徒的勧告、1962年ヨハネス23世のミサ(いわゆるトリエントミサ)の制限を緩和する自発教令を出しております。ローマから極めて遠い東の端、極東の地にある日本国のカトリック教会、特に藤沢教会には、この様なローマの動向が届いていないのか、それとも無視しているのか解りませんが、暴走を続けております。

昨年秋たぶん10月だったと思います。ベネディクト16世は、現代のキリスト教徒に関する話し合いを行うために、英国のエリザベス2世女王にお会いするため英国のグラスゴーにお出かけになりました。そこで行われた教皇主司式のミサで10才の少女が跪き、舌で御聖体を拝領しておりました。この様な聖体拝領は藤沢教会及び東京の教会でも過去のものになってしまっております。15世紀のフランドル派の画家ゲントが、「使徒に聖体を授けるイエズス・キリスト」という絵がそれを示しております。カトリック藤沢教会のミサ典礼の中では、聖体拝領はその奉献と救霊の願いの成就である、と言うことが理解されていないか、忘れ去られている様に見えます。それだけ本来あるべきミサ典礼とは異質のものになっていると言うことです。

最近届いたカトリック・アクション同志会の会報ステラマリス創刊号で、昨今特に典礼の分野では典礼崩壊の危機にさらされているとも言われている日本のカトリック教会の現状を救うためには、聖職者にあっては今一度、教皇に忠実に従う本来の誓願に立ち返ること。そして信徒も教皇の教えを守り実践することでカトリック教会内の一致を目指すことが大切であると言っております。またこのステラマリスの中で、神言修道会の司祭が「第2バチカン公会議は何であったか」、御受難会の司祭が「カトリックの真の十字架の神学」という題でミサ典礼の意義を書いておられます。

日本は、カトリック信者の絶対数が、極端に少ないので、相互交流が非常に乏しく、信者が共通の認識を持つことが出来ない様に見える。大天使ガブリエルが「アベ・マリア」と呼びかけた時、「仰せの如く我になれかし」とマリアが答えた瞬間、新しい契約の時代が始まり、その後いろいろ紆余曲折があったにも拘わらず、基本は現代に続いていることを忘れてはなりません。ミサ典礼は主任司祭の趣味と都合で変えられるものではありません。日本では邦訳本が出版されておりませんが、ベネディクト16世が、ジャーナリストと交わしたインタビューをまとめた「世の光」と言う本を読むとそれが良く解ります。ミサ典礼を十分理解し、認識し、単なるパンではなくご聖体を授かろうではありませんか。



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がりらや便り

秋も深まりました。なにやら激しかった天候もそろそろ落ち着いてほしいものです。がりらやでは希望に満ちた来年に向けて各種カレンダーを発売しております。手帳もさまざま取り揃えておりますので、お早目にお越しください。

「崩壊の時代に射す光 ヨブとミツが立つ世界の中で」
星野正道著 オリエンス宗教研究所発行 1,470円

傷や悲しみによって心に刻まれるさまざまな痕跡を通して神は私たちに語りかける。旧約聖書の「ヨブ記」と遠藤周作の作品「わたしが・棄てた・女」の主人公ミツを素材に、東京教区司祭であり、白百合女子大教授の著者が、神そして福音の意味をやさしく説き明かす。さまざまな困難に直面する現代人に寄せる希望のメッセージです。キリスト教への道案内としても最適


「やさしいフォーカシング 自分でできるこころの処方」
アン・ワイザー・コーネル著 星雲社コスモスライブラリー 1,890円

からだの知恵に触れ、生活に前向きな変化を生み出すとされるフォーカシング。本書はフォーカシングのトレーナーとして来日し、日本でも人気のある著者が、フォーカシングによる自己探索と自己発見の生きた技法を読者が自分で練習できるように工夫した最新の入門書






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クリスマス号原稿募集

次号の「八角形にゅーす」はクリスマス号となります。12月10日(市民クリスマスの日)の発行を予定しています。クリスマスの思い出、出会い、体験、日頃思うことなど皆さまの原稿をお待ちしております。ふるってご寄稿ください。

原稿締切:11月20日
字数:1600字以内
e-mail : hakkakukei@gmail.com
または教会事務所までお持ちください。



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