八 角 形 に ゅ ー す

1998年8月2日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

何故ミサにあずかるのですか。・・・・・・・・・・・・・・・主任司祭 バーガー神父

教会委員会だより

バザー委員会活動状況報告・・・・・・・・実行委員長 藤沢1区 岡田 芳明・友季子

種を育てる喜びを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一粒会第5地区委員

一粒会第5地区集会報告・・・・・・・・・・・・・・・日曜学校リーダー 風間 孝子

藤沢教会の一粒会の集まりに参加して・・・・・・・・・・・鍛冶ヶ谷教会 石坂友理恵

藤沢教会に行って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大船教会 山田 操子

ふじさわきょうかいにいって・・・・・・・・・・・・・・・鍛冶ヶ谷教会 佐古 直史

一粒会集会に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢教会の子供たち

一粒会集会について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大船教会 鈴木 俊雄

福祉部だより 担架購入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼1区 八子 俊吉

感謝します! チャリティーコンサートのご協力・・・・・・・・鵠沼2区 新村 満

キジト神父様がコレラに!−ウガンダからのお便り−

環境に住む女性たち・・・・・・・・・・・・・・・サンパギータグループ 海老原美子

8月の主な行事予定

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何故ミサにあずかるのですか。
主任司祭 バーガー神父

 教会によく来ている人々は、「何故ミサに来ない信者が大勢いるのですか」と、問う傾向があります。この質問に答えることは簡単ではありません。しかし、反対に、「何故こんなに沢山の人々がミサに来るのですか」と問うことも興味深いことです。ただ、信者だからミサに行くというのは、望ましい理由にはなりません。ミサに出席していても、本当のミサの意義を解かっている信者は少ないでしょう。

 この質問に対して、2人として同じ答えはかえってこないでしょう。ある人は、ミサにあずかることは神様により近付ける感じがして、気持ちが良くなるからです、と言います。

 古い公教要理を勉強した信徒にとって、ミサにあずかることは大切な義務で、もしあずからなければ、天国に行かれないからと答える人もいるでしょう。

 否定する人もいるかもしれませんが、一部の人は、ミサに行けば友達とのふれあいがあり、精神的に充実した1日の始まりになる助けとなることを認めています。

 多くの信者の夫婦は、ミサが家族の絆を結ぶ大事な手段であると信じています。子供達をできるだけ多くミサに連れて行けばそれだけの意味があり、家庭に宗教的背景をもたらすと信じています。

 日曜日の典礼の時の霊的感覚が好きだからという人もいます。特に行列、聖水で行われる祝別、美しい聖歌、きれいな祭服、沢山の花、共同体の健全な精神など。

 ある司祭の説教が好きな人もいます(!)彼らの好きな説教は、聖書を現実化するのが上手なものでしょうか?それとも、福音を社会問題と関係づけたりするものでしょうか?

 ある人にとっては、ミサは自分の悩みを神に訴え、願い事を祈り、ある意味で生活のバランスを回復させるために祈る場であり、また祈る機会になっています。

 しかし、たとえ私たちがこれらすべての理由のためにミサにあずかると言ったとしても、私たちは自分の欲求のためにミサを利用すべきではありません。もし、現実にそのように考えてミサにあずかっているなら、ここで典礼本来の意義に気づき、考え直す必要があるかもしれません。

 ここに、ミサについての考えを促す言葉があります。ミサの中では、「私」という言葉はめったに使われません。これは、ミサは、私たち人間が神の広い、大きな世界に存在するほんの一部にすぎないことを私たちに理解させることを目的としているからです。ミサは家族とか友人とか、人間の小さな世界をはるかに越えた時点で行われる祭儀だからです。

 ミサの中で、私たちは全ての時代の聖人、また神の救いの歴史を思い起こします。

 典礼は私たちを私達自身の時間帯、および私達自身の世界から離し、もっと大きな神の世界に導き入れてくれます。

 ですから、ミサにあずかる主な理由は、神の世界に入るためであるべきで、人間の狭い世界のことをあれこれ主張するためではありません。自分自身を神に向けるためです。もちろん、結果として、私達はこれまで以上に他人を愛することになるでしょう。

行きましょう、主の平和のうちに。



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教会委員会だより
1998年7月18日

1.静思のひととき
 ルカ福音書第10章38〜42節までを朗読し、黙想とともに分かち合いをおこなった。バーガー神父から、「とくに毎日、時間に追われている生活から、自分を開放することは必要ではないか」とのコメントがあった。

2.バザー委員会報告
バザー委員会より経過報告がされたが、詳細については本号「バザー委員会報告」をお読みください。

3.教会連絡網の作成に関して
 教会全体の連格網を作成することは、信徒総会で了解済みであるが、具体化するにあたって、どのような形にしたらよいか。各ブロックで検討し、9月の教会委員会に案を持ち寄ることになった。考え方としては、@婦人部の連絡網をできるだけ活用し、これに男性だけの連絡網を加える。A連絡網の長さをできるだけ短くする。Bファックスを活用するといった方法を検討することになった。また今年度中に作成することになっています。

4.市内キリスト教連絡会に関して
エキュメニカルな活動の必要性について叫ばれて久しい。市内のキリスト教会が合同して活動することは意義のあることであり、今までにも積極的に参加してきたが、今後は宣教部が窓口となって参加することが了解された。なお、今年度の合同祈祷会(一致と平和のために)8月22日(土)、市民クリスマス12月12日(土)について日程が決定した。

5.環境委員会進捗状況
 早急に準備委員会を設け、身近な問題から検討し、環境問題についての指針を出して行くことになりました。

6.ベトナム共同体全国大会に関して
 在日ベトナム・カトリック信徒共同体ラ・ヴァンの聖母の集いについては、前号で紹介しましたが、当教会としても経済的な面からも援助すべきではないかという意見が出され、募金のような方法で援助することになりました。

7.その他



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バザー委員会活動状況報告
実行委員長 藤沢1区 岡田 芳明・友季子

 10月25日のバザーに向け、現在実行委員会では、テーマや委員の役割分担など基本的な計画を取りまとめ、広報活動の準備を進めております。

 7月の八角形にゅーすでお知らせしました通り、今回のバザーは当教会の信徒の15%を構成する外国人コミュニティーとの協働を大切にしようということで、コミュニティー代表や関係の方に委員になっていただき、コミュニケーションを図りながら、具体的取組を進めていきたいと考えています。

 また壮年部長、婦人部長、青年、中高生会の各代表、さらに次回辻堂ブロックとの連携のため、梅田隆・幸子さん(辻堂1区) に参加いただいています。

 今後の日程としては、8月16日より婦人部関係の売場のスタッフ募集を開始する他、9月上旬よりパンフの配布、出店グループの募集を予定しておりますので、よろしくご協力の程お願い申し上げます。



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種を育てる喜びを
一粒会第5地区委員

 「一粒の種が地に落ちて実を結ぶ」種を蒔き、花を咲かせ、実を結ばせるには多くの努力が必要ですが、花の美しさや収穫を得た喜びは何にも変え難いものがあります。

 藤沢教会で7月12日に開催された一粒会第5地区集会、召命ミサで140人に上る子供達を中心に多くの種が蒔かれました。神様は私たちを通して実にいろいろな形で種を蒔かれます。そして私たちの日々の生活の中で祈りを通してその種を育てる義務を負います。もちろん神様からの招きの声を掛けられている人達にも「いつも心に神様を迎える空間を持ち」(本柳神父)、同時に「蒔かれた種を育てる気持ちも必要」(シスター山下)ですが、「見近にいる親友・友人・家族からの伝導も大切」(鵜飼司祭)なのです。心を込めて種を育てていくにはあるいは辛いときもあるかも知れませんが、「神様は苦しい時も、悲しい時もいつも私たちと共に居られます」(市岡助祭)。「あなたがたが私をえらんだのではなく、私があなたがたを選んだのである。私があなたがたに使命を与えたのは、あなたがたが出掛けて行き、実を実らせ、実を残すためである」。このイエズス様の言葉はキリスト者である私たち1人ひとりに語られているのです。

 日本のカトリック教会にシスターや司祭が足りないことは明らかです。しかし神様を必要としている人達はたくさんいます。

 「刈り入れは多いが、働く人は少ない。だから、刈り入れのために働く人を送ってくださるよう、刈り入れの主に祈り求めなさい」

 最後になりましたが、この集会、召命ミサの準備をして下さった藤沢カトリック教会のバーガー神父様をはじめ、お力添えを下さいました信徒の皆様方に厚く御礼申し上げます。



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一粒会第5地区集会報告
日曜学校リーダー 風間 孝子

 7月12日の一粒会集会のミサで朗読・奉納・共同祈願をした6年生の子供達に感想を寄せてもらいました。

 第5地区の子供達とミサを共にし、その後、学年別に神父様、シスターから直接、召出しについて話を伺うことが出来た事はとてもよかったと思います。子供達も新鮮な思いで皆、熱心に聞いていました。

 同じお話を伺っているのに、子供達1人1人の思いがちがうところに創造された神様の素晴らしさを感じます。神様もごらんになっていて楽しいことでしょう。

 一粒会のお世話下さった皆様ありがとうございました。皆様のまかれた種が豊かに実る日が来ますように、聖霊の導きを祈ります。



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藤沢教会の一粒会の集まりに参加して
鍛冶ヶ谷教会 5年 アグネス石坂友理恵

 7月12日の朝、鍛冶ヶ谷教会の日曜学校のお友達とそのお母さんたちと、電車で藤沢教会へ行きました。

 教会について、ごミサにあずかりました。ごせいたいをいただきました。いつもと色がちがうごせいたいでした。

 ごミサが終わった後、神学生の助祭の方から神様の足あとのお話を聞いて、神さまはいつも、みんなのそばについていて、ぜったいに、1人でも1人ぼっちじゃない、ということが分かりました。

 その後、小聖堂で、お話を聞きました。そのお話は「今、神父様やシスターは年をとっている方が多くて、30年くらい後には、今やっているお仕事ができなくなって、神父様やシスターの数がへってしまうから、男の子は神父様に、女の子は、シスターになるということも考えて下さい」というお話が印象に残りました。

 お話が終わったら、藤沢教会の人から、お菓子をいただいて、食べてみたらすごくおいしくて、幸せでした。

 それから、鍛冶ヶ谷教会のお友達と、そのお母さん達とで奥田公園という公園でお弁当を食べて、いろいろなことをして、遊びました。たまには、ちがう教会で、ごミサにあずかるということもいいし、シスターのお話もすごく面白くて良かったです。



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藤沢教会に行って
大船教会 4年 アグネス 山田 操子

 7月12日、日曜日、はじめて藤沢教会に行って、ミサにさんかしました。その後、1年〜3年、4年〜6年にわかれて、お話を聞きました。私は4年なので、最初に神父様のお話を聞きました。そのつぎに、シスターのお話を聞きました。シスターのお話は、とってもすごいなーと思いました。シスターは小さいころ、神様のことを知らなくて、大きくなってからどんどん神様のことがわかってきて、シスターになれたそうです。私も、もっとおいのりをして、神様のことを知りたいです。



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ふじさわきょうかいにいって
鍛冶ヶ谷教会 4年 ドミニコ・サヴィオ佐古直史

 7月12日、日曜学校の友達といっしょに、藤沢教会に行きました。すごい広くてすてきなきょうかいでした。

 まずミサにあずかりました。かじがやきょうかいのミサとちがうところも、ありました。それは、きょうどうきがんの、主よ、わたしたちのいのりをききいれて下さい、のところです。しんぶさまが3人もいらっしゃいました。

 つぎに、いちおかじょさいの、おはなしをききました。

 それから、1、2、3年生は、しんとかいかんにいって、ぼくたち4、5、6年生は、小せいどうにいって、もとやなぎしんぶさまと、シスター山下のお話をききました。心にのこったことは、人をゆびさしてはいけないということです。おもしろかったのは、きゅうけつきがこわいから、十字かをきょうかいにとりにいったときのおはなしです。

 さいごにしんとかいかんの1かいにいっておかしとジュースをいただきました。

 ぼくは、おおきくなったら、しんぷさまになりたいです。そして、もっと、しんぶさまやシスターが、ふえたらいいなと思います。どうしてかというと、きょうかいが、どんどんへっていってしまうのはいやだからです。

 また、ふじさわきょうかいにいきたいです。



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一粒会集会に参加して

梅沢 聖一

 僕の将来の夢は学校の先生になることです。しかし、神父様に話を聞かせてもらって少し考えてみようかと思いました。

 第5地区の神父様は30代はたった1人だけ、40代は2人位、あとは50代以上、70代の神父様もいるそうです。そして年々若い神父様やシスターの数が減っていき、50年後に神父様やシスターがいなくなれば、教会は無くなるかも知れないと聞いてびっくりしました。若い神父様やシスターが多くなって教会を支えていけばいいなと思いました。

悠紀

 神父様やシスターのお話を聞いて、僕は何か運命的なことがあるような感じがしてならなかった。ちょっとした出来事、偶然のようだけど僕は神様のみちびきではないかと思った。聖書朗読の時、色んな人がいて胸がドキドキしました。

麻美

 シスターのお話はとてもおもしろかったです。シスターになってからでも弱い心が出てきたりするから大変だと思いました。ヨハネの言葉「私の愛にとどまりなさい」を考えてシスターはがんばっている所がすごいと思いました。

真富佳

 ごミサの時に市岡助祭の話は良かったけど楽しかったです。小聖堂で本柳神父様から聞いた話の中で藤沢教会に一番神父様が多いことがわかって、すごいと思いました。Sr.山下はすごく明るい人でその話がとても楽しかった。

DA

 シスターの話がおもしろかった。私の家は元からカトリックなのに私には別の夢があるのでシスターになろうとは思っていませんが、シスターは親の反対にも負けないで、私なんかより神様の勉強をしたりして、ちがう宗教からカトリックのシスターになったというのが不思議で感動的でした。

幸乃

 シスターの話が一番心に残りました。母親のまいた種が実り、そしてマンガを読み、シスターになられたなんて、なんとユニークですばらしいんでしょう。人それぞれ違う一生があるんだなとしみじみ感じました。

 「奉納をやる前はとても緊張していましたが、本番になったら緊張がほぐれてスムーズに出来たのでよかったです。この一粒会のミサは大切な思い出になりました。



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一粒会集会について
6年 ヤコプ 鈴木 俊雄

 先週、ぼくは一粒会集会に大船教会の日曜学校のみんなで藤沢教会へいった。ミサにもでた。ミサに出る前、奉納行列をたのまれてやった。そして奉納専用の席へいったら、うしろの人がすごくうるさくて、見てみたら育成ゲームのたまごっちといっしょのような、デジタルモンスターというゲームを音を出してやっていた。ミサがはじまってもやっていて、となりに、おじさんがいてうしろをむいたら注意していたけどゲームをやってても、だれもほとんど注意していなかった。パンをもらってからは、「まだおわらないの」と、そのようなことをいっていた。それからちょっとたったらゲームボーイをやってたやつがいて、ばくは(ミサにあずかりに来たんだからしずかにしろよ)とずっと思っていて、ミサがおわったらすぐ行ってしまった。

 だけど神父様のはなしはよかったです。



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福祉部だより 担架購入
鵠沼1区 八子 俊吉

 福祉部ではこの度、担架を購入致しました。聖堂左側(事務所側)の側室に置いてありますので緊急の場合、お使い下さい。

「安全は福祉の原点」、この言葉はある製鉄所の経営者が新聞で述べていました。製鉄所だけではなく、教会でも同じだと思います。事故のないように最新の注意を払わなくてはいけません。もし事故が起きれば、本人はもとより家族にとっても取り返しのつかない悲劇です。

 教会にも多少危険のともなう作業があります。鉄パイプを組立てたり高い所へ登ったりします。そのような時には委員会室にヘルメットは用意されていますので是非お使い下さい。

「安全」は私達1人1人はもちろん教会の大事な課題だと思います。「安全は福祉の原点」この言葉を忘れないで事故のないように願っています。



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感謝します! チャリティーコンサートのご協力
鵠沼2区 新村 満

 5月号でお願いしました「湘南エールアンサンブル」による6月28日のチャリティーコンサートは、皆様のご協力をいただき大盛況でした。皆様のご援助を心から感謝申し上げます。

 ご来場くださった皆様はじめ、演奏者の皆様のこころの暖かさと明るさが会場いっぱいになりました。来年も継続してはとの声援もあるようです。

 収益金の62万2千円が、「ポトピの会」と「湘南つばさの会」に事業運営資金として「湘南エールアンサンブル」から贈呈されました。

皆様ありがとうございました。



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キジト神父様がコレラに!−ウガンダからのお便り−

藤沢のいとこの皆様

 今日は御聖体の祝日です。当地ではこのお祝い日は盛大に祝われます。御復活以来すっかりご無沙汰してしまいました、申し訳なく思っています。

 実はこの前の便りでお知らせしたように、当地ではここ何ヶ月もコレラとマラリヤが大流行しています。当教区、特に新入りが増えている難民キャンプのなかで何百人もが亡くなりました。この状況は、ひと頃よりはよくなったもののまだ終わっていません。そして私自身もコレラにかかってしまいました。御昇天の祝日のあと3週間入院しました。

 四句節の問、方々の難民キャンプを廻っているときにうつったものらしいのです。でも神さまのご加護で早期に診断されましたので、ここから1日半の行程にあるフランシスコ会の病院に運び込まれ、お蔭さまで退院できていまはすっかり元気を取り戻しました。みんな大変よろこんでくれました。

 当地はいつもなら雨期なのですが、驚いたことに暑気のピークを迎えているのです。農作物も草木も枯死してしまいました。来るべき数カ月はひどい飢饉になることが予想されます。野の獣たちは餌をもとめて狂暴化しています。ライオンや象、カバなどが住居の近くに出没して私たちを不安がらせているのです!

 あなた方のホイマのいとこ達の愛と祈りにあわせて

6月14日    
シヤローム
ジョセマリー・キジト神父



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環境に住む女性たち
サンパギータグループ 海老原美子

 6月29日午前10時よりセンターホールで、援助修道会シスター小野島を迎え、右記のテーマで講演会が催されました。これはアジア太平洋地域に住むシスター方が昨年6月にインドに集まり話し合われたものが基盤になっているとのことでした。要約でご紹介します。

 アジア太平洋周辺に住む私達はその環境からどの様な影響を受けているかに心を向けると、自然と深いかかわりがあることに気付きます。食料、動物の飼育、水など生きて行くのに欠かすことの出来ないものをそこから受けています。同時にそこに住む女性は劣悪な環境でも子供を産み育てている事実を考え合せると環境と女性問題はつながりがあるのではないか、それは、今だけではなく未来につながる大きな問題で真剣に考える必要があることに気付きました。これが環境と女性問題です。

 環境は変化しています。人間はその生活条件を改善するために自然環境を開発し、科学技術開発にも力を入れて来ました、経済発展にも努力しました。

 しかしこれが、力の強弱、支配、優劣を生み出し、物や情報がたやすく手に入ってもこれが心の豊かさと一致しない行きづまりにも気付かされ始めたのです。

 それぞれのちがいを受け止め豊かさにつなげることが出来ないものかが問われています。

 具体的に考えると、人々がより快適な生活を目指そうとすると、これを支える人達が必要になる。開発はその土地に住む人の場がなくなり日々の暮らしを脅かす。自然界の破壊は未開に生活する人にも多大な影響を及ぼすのです。

 人間は何処に居ても生きる権利があります。

私達アジアの人は命のエネルギーを「気」と呼び、その気の流れの中で互に生きる考え方があります。自然界すべての被造物が神様によって造られたもの、そこに命を産み出す女性の役割もみえて来ると思います。

 そこには愛するパワー・愛されるパワー
  他者に向かって活きる力があります。
  これが活力になって
    共に活きる
    共に祈る
    共に分かち合う
    共に支え会う

 これを家事をやりながら身近な問題として分ち合う。

 それを通じて神様からのメッセージが何処にあるのか見つけることが出来るのではないか、それぞれの願いの意味も含めて私達がどの様に変わらなければならないかも気付くと思います。

 今、核の問題が大きく取り上げられていますが、自然環境破壊も人類を滅ぼし兼ねません。その中で全人類共同体として今も未来も、相手も生き、私も生きるために日常生活の中で、今、私の生活に何が必要か、何が余分かを見直し整理して自分らしく皆が幸せに生きる努力が必要でしょう。この様な考えが環境女性問題(エコフェミニズム)として世界で認識され分かち合いがなされているのです。

 以上のようなお話に男性を含め30人以上の人が納得し今日から自分の生き方をさらに深めましょうと大きな拍手でシスターに感謝の気持ちを表しました。またお話の終りの方で東アジア、台湾、韓国、マカオに居られるシスター方が現地の実状報告されたことも話され、それも大変参考になりました。

 詳しくは貸出しテープを活用して下さい。



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8月の主な行事予定

1(土)ガーデンパーティー

15(土)聖母の被昇天

23(日)濱尾大司教ミサ 9時30分

合同祈祷会
一致と平和のために

1、日 時
  1998年8月22日(土)午後2時よリ

2、場 所
  片瀬カトリック教会にて

3、お話し
  片瀬カトリック教会 ケンズ司祭

4、参加対象
  藤沢市内キリスト教会 信徒

5、懇親会
  祈祷会の後に茶話会をします

事務所よりのお願い

98年度版教会名簿を秋に発行の予定です。そのための準備を始めますので、住所など変更なさって教会事務所に届けておられない方は、お早めに事務所までお知らせ下さい。



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