八 角 形 に ゅ ー す

1998年11月7日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

日韓司教交流会で感じたこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・李鍾昇神父

藤沢教会の皆様へ

教会委員会報告

バザー協力の御礼と結果報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・実行委員長 浮田久之

日曜学校だより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バザー担当 松田敏子

壮年部・黙想会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼2区 石黒栄一

浜口藤義神父様の納骨式に参列して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一粒会 上原恭子

みのーりへ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・蓋 美緒

よりよきカトリックボーイスカウトを目指して・・・・・・・・・・・・・・藤沢3区 平岡 功

「典礼の目指す事」第8回横浜教区秋季典礼研修会に参加して・・・・・・・・・北1 岡村 正

日用品に含まれる有害な化学物質について・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂3区 藤江淳美

地球を守るために(環境一口メモ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・環境委員会

11月の主な行事

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日韓司教交流会で感じたこと
李鍾昇 神父

先々月の9月22日から26日まで、東京の潮見にある日本カトリック会館で日韓司教交流会が行われた。たまたま、通訳を頼まれて参加することが出来た。参加された司教さんは日本側8名、韓国側11名だった。台風の影響で参加できなかった司教がいたのは残念だった。通訳者は日本人の神父二人と私、三人だった。通訳者の一人は日本で独学で13年間勉強したそうだ。発音もきれいだったし上手だったので感心した。

ところが、韓国の司教の中で日本語が私よりもっと上手な方が二人ぐらいおられたのでやりにくかった。

それと、韓国側の司教の3分の2ぐらいはある程度日本語が出来た。 韓国側の司教さん達の年齢は70,60,50で、60代はある程度、70代は結構日本語を話された。日本語が出来るというのは昔、子供の頃、日本語を無理矢理に暗記させられたということです。司教交流会が始まる前、私は何人かの韓国の司教と話すチャンスがあった。その時、彼らにこういうことを聞いた。日本に対して、どういう感情を持っているか、例えば、反日感情を持っているかどうか。 60代半ばの司教と70代の司教はそういう感情、反日感情はいつのまにか無くなったといってくれた。ある司教は面白い話をしてくれた。面白いというか心が痛むというか。自分が小学校3年生の時、植民地時代が終わった。多分、9歳ぐらいだったと思われる。 その時までは学校では日本語で話さなければならなかった。ところが、植民地時代が終わるとさっそくどこでも韓国語で話せるようになったし、日本語で話すのは悪いことになったそうだ。

彼にとって一番大きな問題になったのは価値の判断があまりにも難しかったという。つまり、今まで正しかったことが悪いことになるし、悪いと憶えさせられたことが正しいと言われて困ったということです。皆さんも、終戦によって同じような価値判断が難しくなったという経験をしたことがあるでしょう。

何人かの日本人の友達からは、自分達が学校で現代日本史を学んだことがないので周りの国々に悪いことをしたことさえ知らなかったという話を聞いたことがある。ところが、彼らは先祖があまりにもひどいことをしてしまったので、日本人として誇りを持って生きて行くのが大変だと言ってくれた。

現在の日本は豊かで住みやすいというのは事実です。ところが、まだまだどこかの国、名も知らない国が日本のために犠牲になっているのではないか。

こういうことばかり考えると頭が痛くなる。何か良い方法はないか。1965年に終わったバチカン公会議の文書を読んでみよう。

“現代人の喜びと希望、悲しみと苦しみ、特に、貧しい人々とすべて苦しんでいる人々のものは、キリストの弟子たちの喜びと希望、悲しみと苦しみでもある。”(現代世界憲章1)

つまり、私たちが共同体として責任を一緒に持つことだろう。

“公会議はここで、人間の世界、つまり人類全家族とこの家族がその中で生活している諸現実の総体を思い浮かべている。それは人類の歴史が演じられている舞台であり、人間の努力と失敗と勝利が刻みつけられている世界である。キリスト信者はこの世界が、創造主の愛によって造られ保たれ、罪の奴隷の状態に陥ったが、キリストの十字架の死と復活とによって、「悪しき者」の権力が破壊され、開放された世界であり、こうして神の計画に従って改善され、ついには完成に達する世界であると信じている。”(現代世界憲章2)

罪人であるわれらを神様は救ってくださるということ。

“人類がこれほどの富と可能性と経済力に恵まれたことは、けっしてなかったが、他方では今もなお地球上の住民の膨大な部分が飢えと欠乏に苦しめられ、無数の人が読み書きを知らない。人間が今日ほど自由の精神を強く自覚したことは、けっしてなかったが、他方では新しい型の社会的、真理的奴隷が起こりつつある。世界が一つに結ばれていることと、各自が必然的連帯性に基づいて相互に従属関係にあることについては強く感じているが、他方、世界は相戦う力の対立によって引きさかれている。事実、政治、社会、経済、人種、そして主義上の激しい紛争がいまだに続いており、すべてを破壊する戦争の危険さえある。思想の交流は増しているが、主要な概念を表わすことば自体が、主義の違いによってかなり異なった意味をもたらしている”(現代世界憲章4)

争いもある不安定な現状。

“人間の考え方と社会構造との変革は、これまで受けついできた諸価値について、しばしば疑問を起こさせる。(現代世界憲章7)”先に言及したある司教の子供時代の価値判断の問題。

この間、教皇様がユダヤ人に対して謝罪をされた。何と素晴らしいことではないでしょうか。間違えたことに対して謝ることは素晴らしい。但し、同じ間違えを繰り返さないように気をつけることを忘れてはいけない。

聖書のことばをを引用しながら、終わりたい。

「あなたがたが互いに愛するならば、このことによって、すべての人はあなたがたがわたしの弟子であると知るであろう」(ヨハネの福音書 13章35節)。



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藤沢教会の皆様へ

木の葉が黄色く色づき、冷たい青空が広がって、ここネブラスカ州は秋も深まってまいりました。お蔭様で元気に無事到着いたしました。

藤沢教会離任の折、皆様に頂きました沢山のお祈り、温かいお言葉、お心遣い、そして盛大なお見送りに心から感謝し、御礼申し上げます。

また、私のために特別の集いをして下さった各グループの方々、心温まる別れのメッセージを書いてくださった方々、本当にありがとうございました。

私は、皆様から頂いた沢山のメッセージを一度に全部読むのではなく、毎朝一枚づつ取り出して読み、それをその方から頂いた励みの言葉として、その日をスタートしたいと思っております。

藤沢教会のことを忘れることなく、皆様のためにお祈りしております。私のためにもお祈りをお願いいたします。

感謝とともに

1999年10月21日

ジョン・バーガー神父



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教会委員会報告

1.静思のひととき

イザヤの予言第45章1、4〜6について黙想と分かち合いをおこなった。

2.バザー関連について

浮田バザー委員長より、順調に準備が進められている旨の状況説明がなされた。また収益の分配については、昨年同様に半額を建設資金に、半額を福祉にとの割合になるのではないかと説明された。また今年度は厨房やセンターの塗装等で特別会計の建物修繕費が大幅に消費されているので、その補填をも考慮すべきではないかとの意見も出されたが、福祉を重視する必要も時代の要請であり、建物修繕費については、今後のバザー等の収益で補って行けばよいのではないかという意見も出され、収益の配分についてはバザー委員会に一任された。なお、福祉への配分の分配については、昨年同様に福祉部で検討する。

3.報告事項

  1. 工事完工報告前号で一部お知らせしたが、厨房は9月10日に、センター塗装その他は9月30日に完工した。厨房工事費365万円、塗装その他590万円(共に消費税別)であった。なお、内容を確認したい場合には、事務局で「改修工事関係書類」を閲覧することができます。

  2. 湘南台センターでは、10月31日の湘南台ファンタジアへのバザー出店は諸般の事情で不参加となった。

  3. 「大聖年・21世紀へ向けて」の集いについては、夢と希望を祈りをもって21世紀に向かって歩むために、11月7日に信徒全体での集いを開催することになった。とくに青年会・ボウイスカウトリーダー・中高生会・日曜学校リーダー・キリスト教講座リーダーの各グループから意見・主張等の発表をお願いしている。そのための準備委員会(ボウイスカウト・日曜学校・教会の未来を考える会・教会委員長・事務局長) を設けることになった。

4.クリスマスに関して

  1. 待降節の期間中、ゆるしと和解を特に強調するために今年は2回(12月17・18日午前10時より)共同回心式を行なうことになった。より多くの参加が期待される。

  2. 飾り付けは、出来れば大聖年を意識した内容にしたい。また作業にあたっては、総務部が中心になって行うが、皆様の積極的な参加ご協力をお願いしたいとの要望が出された。

  3. 市民クリスマスについては、例年どおり当教会を会場として開催されるので、エキュメニカル活動の一環として、ぜひ多くの信徒の参加が欲しいとのこと。これは教会活動にとって大事なことであり、信徒全体で考える必要が求められているのではないでしょうか。

5.地区割りについて

地区割りについては、各地区委員にお願いしてあったが、辻堂地区と藤沢地区から報告がなされた。この地区割りについては、かなり以前につくられたものがもとになっており、地区の様子も変貌しているので、実情に見合った地区の在り方が今求められている。ついては、地区全体の見直しを小委員会を11月中に設置して検討することになった。なお、当面の課題として、辻堂地区と藤沢地区については、全体を見なおす課程で、早急に結論を出す方向で検討することになった。

6.委員会の構成について

現在の委員会の構成については、前年度より暫定的ではあるが、活動部の代表として、3委員が参加しているが、全部会の参加ではない。教会は活動部の積極的な参加がなされなければ何も出来ない。そのためには現在の暫定的な構成ではなく、活動部の見直しや委員会の構成を含む規約の変更も検討すべきではないかとの意見が出され、11月委員会に事務局案を提出することになった。

7.その他

鵠沼地区では、昨年同様に高齢者の方々と共に一日旅行を計画されており、三浦海岸教会でのミサ、三崎漁港などの散策、11月11日に実施予定です。参加される方は鵠沼地区委員までお申し込みくださいとのこと。とくに高齢者の介護のご協力をいただける方、歓迎です。



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バザー協力の御礼と結果報告
実行委員長 浮田久之

「大聖年を前に参加する・ひとつになるバザー99」をテーマに開催された今年のバザーですが、お蔭様で土曜日の設営、日曜日の本番とも好天気に恵まれ、数多くの人々に教会を訪れて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。振り返ればバザー委員会が発足したのが7月4日、私は勿論殆どの委員がバザーに関して素人集団で、先々を不安に思う事が多々ありましたが(実際眠れね夜を過ごした委員が何人もいます)、神様のお導きでどうにか無事、任を全うする事ができました・・とは言いながらも、様々な局面で皆様にご迷惑をおかけした点、お許し下さい。

今年のバザーは「参加する・ひとつになる」がメインテーマでしたが、多くの方より「準備段階から穏やかで平和的な雰囲気の中で作業ができました」との声を聞かせて頂き、とても誇らしく且つ嬉しく思っております。このバザーが大聖年に向けて、藤沢カトリック教会の結束力・団結力を示せた事はとても心強く感じられます。

さて計数のご報告ですが、この文をまとめている26日現在(数字は今後動く事が予想されます)で、利益が460〜470万円程見込まれております。この望外な好成績を得られましたのも皆様のご協力の賜物、この場をお借りしてバザーに参加して下さったひとりひとりの方に、厚く御礼申し上げます。

収益金の使途は教会建物維持更新に50%、福祉関係に50%の割合で寄付させて頂く事が決定されております。

また来年もどういうカタチになるか分かりませんがバザーは続く訳です。“バザーを楽しむ心”を次の委員の方々にリレーできれば、今年のバザー委員一同、これ以上の喜びはありません!

神様、私達をひとつにして頂きありがとうございました!

また来年も素晴らしいバザーが出来ますように。



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日曜学校だより
バザー担当 松田敏子

日曜学校は、今年のバザーの子供ゲームコーナーに、魚つり、輪なげ、ポップコーンのお店を出しました。皆様の寄付のおかげで、たくさんの魚ができました。

魚つりは、特に小さな子供に人気がありました。輪なげは、大人の方にも楽しんでいただけたと思います。準備の時からお手伝いくださった皆様、ありがとうございました。

みんな、楽しんでくれましたか?

2年生

☆ゲームもおもしろかったし、ママのお手伝いでキムチを売って、とっても楽しかった。

☆魚つりと輪投げを一回ずつした。輪投げで3本もジュースをとって、重くて持つのがたいへん。

☆バザーはとても楽しい。魚つりに折り紙が、はいっていたりした。ゼリーもとてもきれい。

☆魚つりがだいすき。 だからバザーは楽しい。

3年生

☆これがあったらいいな。

くじびき・たこやき・綿菓子・ダーツ・スーパーボールすくい

☆魚つりを選ぶとき何でえらぶ?

外の絵・魚の重さ

☆ポップコーンは「塩味が足りない」とのことで、自分たちの買ったポップコーンに味付けしていました。

☆3年生の子供3人がゼリーやポップコーンの売り子さんをしてくれました。「あ−、もうのどがいたいよ−」「みんな、売れちゃったよ」

☆日曜学校卒業生が、ポップコーン、わなげ、魚つりを手伝ってくれました。彼らの働きを見ながら、みんな成長して頼もしくなったなあと思いました。そして、NHK取材班の人にもポップコーンのサービスをしていました。

4年生

7人にインタビューしました。

☆おこづかいはいくら持ってきました?
・500円・750円・1000円・1500円・2060円

☆だれからもらいましたか?
・おかあさん・自分のおこづかいだけ・今日のために朝、もらった

☆お金は、最初何に使いましたか?
・ダウン症のチャリティーに60円寄付・魚つり・手芸100円の黒ネコ・やきとり

☆一番楽しみにして来たのはなんですか?
・魚つり(インタビュー全員)

☆理由は?
・おもしろい・楽しそうだから

5、6年生

10人にインタビューしました。

☆お金はいくらもってきましたか?
・500円 ・1100円・1500円 ・1800円 ・1900円・2000円

☆お金は、一番はじめに使ったのは何ですか?
・魚つり ・食べるもの ・・わなげ

☆こんなおもしろい物見つけた!
・手芸の店・幸せマスコット・和紙の店・魚つり・わなげ

☆こんなのがあったらいいのに!
・さまざまなゲーム・スヌーピーグッズ・タマゴッチのゲームがほしかった



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壮年部・黙想会
鵠沼2区 石黒栄一

壮年部の黙想会が本年も9月25日に「鎌倉黙想の家」でイバニエス神父様の指導で行われました。テーマは「祈りと生活」で、現代に生きる我々が如何に原点に立ち戻るべきかを丁寧に講義して頂きました。

先ず、パスカル曰く「人間の全ての不幸の源は自分の部屋に1時間位の平静な時間を持たない事である。

何故なら内的な孤独の中から生まれてくる本質的な問い掛けを恐れるからである」から始まり、現代に於いてもその本質は変わらない事を身近な事例から縷々説明され、そして大聖年からの来世紀こそ「人類と神の対話の年」となるべき事を講話頂きました。更に、聖パウロのローマの信徒への手紙から「人生の中に、身体の中心に何か霊的対話の根源がある」を導入され、祈りは義務的なものとか与えられるものでは無く、内から出るものである事を話されました。

祈りとは信仰の道からのもの、神の慈しみを受ける空の器で有る事。視点を変えると、祈りは・本質的な次元、・本質の表現の多彩な形式、・祈りの助けとしての方法論の三角形からなると理論されるが、何よりも・を追求する事が大切である(信仰、対話)。ルカ福音書15章より放蕩息子の喩え、外的な形でなく内なるもの、自分の存在とは/神が必要とされているから、を理解するように。聖テレジアの言葉、「大切なのは多く考える事でなく多く愛する事(アガぺー/普遍の愛)で有る」等を説かれ、最後に以下の事を自分に問うようにと結ばれました.

  1. 最近、心の中に神様との対話等ありますか?外面的な義務を果たす事だけですか?呼吸的なもの外面的なものになっていませんか?

  2. 忙しい生活の中でキリスト者として実感してますか?日曜の教会と他の日との対立を感じますか?仕事の中と祈りと一致してない妨げはなんですか?

  3. 信仰の気持ちを表現するどんな形を取っていますか?神との対話は、ナシ?

そして、1時間ほど個人黙想に入りました。午後からは「祈りと許し」をテーマに講話を頂きました。キリスト者の本物の祈りは信仰体験の場としての心の中にある事。旧約聖書の中からエレミア記(24章−7)、エゼキエル記(36〜38)、心と神との出合いの記述。新約聖書から聖パウロのローマ人への手紙(7章22〜25)、キリスト教の祈りは「神に感謝」で代表され神に委ねる心を説く、等を話されました。

  1. 本当のキリスト者の祈りとは自分そのものを認め、有りの侭を見つめる事。神の至福の中に前進する事。

  2. 人生の真ん中に神の現存を感じ、常に神の愛に包まれている事(かたじけなさの心)。

  3. 神を実感するための努力、「神に感謝」の手段を考える(人間は時間に縛られるが、神様に時間は存在しない)。

  4. キリスト者は共同体で存在する事(家族、教会)、皆が一緒に父なる神を賛美する事。

そしてイバニエス神父様の司式で参加者23名共々ごミサを捧げて終了致しました。快晴の空の下で静かな聖堂で全員心行くまで祈る(神との対話)事が出来たと思います。その後、沈黙の時間を終ってテハン神父様が同席されてのお茶の時間。感想を述べ合いましたが、神父様方曰く「皆正直な感想を吐露した」そうです。米谷お世話役のお骨折りで大変有意義な1日を過ごす事が出来ました。

壮年部を始め藤沢教会と言う共同体が益々頑張れる様に努力して参りましょう。神に感謝。

平成11年10月



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浜口藤義神父様の納骨式に参列して
一粒会 上原恭子

秋晴れの10月18日(月)山手教会にて梅村司教司祭団20名で浜口師の追悼ミサが行われました。

その中で梅村司教は「私は神学校で知的な面を指導しています。神学期間は6年間あります。叙階式で私が繰り返しお話してきた言葉があります。それは、どのような困難にあっても“司祭になってよかった”という思いがあるがこれで司祭になったと思わないで下さい。これからが司祭の道であります。

5月15日は私の司教叙階式でした。司教になったのではなくこれからが司教の道をあゆむのであります。皆様お祈り下さい。

浜口師は長崎に生まれ、島田教会主任でしたが本物の司祭であった。本日の福音にあったように、神は休ませてあげようといわれておられます。浜口神父様、のこされた私達、司教司祭信徒を見守って下さい。また亡くなった司教、司祭、信徒を私どもは心を合わせ祈りたいと思います」とお話下さいました。 ミサ後、外人墓地内の司教司祭の納骨堂にて祈りと納骨式が行なわれ、墓地一杯の司祭信徒によって祈りが捧げられました。

山手の聖堂も、納骨堂も司教司祭信徒で一杯で温かい祈りの納骨式でした。

メルキオール浜口藤義師

1921年9月7日生
1953年12月28日司祭叙階
1999年8月31日帰天



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みのーりへ
蓋 美緒

みのーりありがとう。みののおかげで元気になった人がいっぱいいます。みのーりはわたしたちの中に、大きい何かをのこしてくれました。その大きい何かは、これからわたしたちが形にしていくものです。みのーりはみんなから信頼されて、みんなから好かれて、みんなから注目されてて、自分の意思や自分の信念、積極性をもっていて、人にながされず、つねにみんなを引っぱってくれて、本当に強くて尊敬します。

みのーりは、わたしたちに本当にいっぱいのこしてくれました。 やさしさ強さ、明るさ、それと自分を忘れない、自分の気持ち。いつまでもわたしたちは、わすれません。ずっとずっとわすれません。 みのーりのこと。みのーりのすべて。みのーりとあそんだこと。うまくいえないけど、これだけはいえます。

いつまでも、私達の心の中には、みのーりがいること。みのーりがのこしてくれたものを、私達の中でそれぞれ形にして行くこと。 みのーりへの気持ちが、ずっときえないこと。いつまでも永遠に友達です。

みのり

みのーりの笑顔は みんなを幸せにしてくれる

みのーりの言葉は みんなを元気にしてくれる

みのーりのひとみは みんなの心を開いてくれる

いつも元気なみのーり いつも明るいみのーり いつも人の事を気にかけてくれるみのーり

だれからも好かれ だれからも愛されつづけるのは

私達の心の中に ずっとみのーりがいるから

みんなの気持ちが永遠にみのーりを うつしているから

- 1999年10月10日急性白血病で帰天した、14歳のマリア・ラファエラ武井みのりさんへの友人からの手紙と詩です。 -



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よりよきカトリックボーイスカウトを目指して
藤沢3区 平岡 功

教会の大勢の皆様方の祝福のうちに、去る10月10日のミサの終りで、新しく入団、上進されたスカウト達の「神への誓い」の儀式が厳かに行われました。そのときに各スカウトが「ぼくは・守ります」と誓った“カブ隊”の「さだめ」と“ボーイ隊”の「おきて」 については、時間の関係で出来ませんでしたが、皆様によりよく理解していただきたく、紹介させて下さい。

○カブ隊の「さだめ」

  1. カブスカウトはすなおであります
  2. カブスカウトは自分のことは自分でします
  3. カブスカウトはたがいにたすけあいます
  4. カブスカウトはおさないものをいたわります
  5. カブスカウトはすすんでよいことをします

○ボーイ隊の「おきて」(文章は略)

  1. 誠実
  2. 友情
  3. 礼儀
  4. 親切
  5. 快活
  6. 質素
  7. 勇敢
  8. 感謝(信仰)

以上これらの根底に流れているものは、“神と人々に誠を尽くす”という「誓い」にみられるように「信仰心に基づく人類愛」といえるでしょう。

スカウト運動は、1903年、イギリスから始まり、世界中に受け継がれて、現在では149カ国、2600万人のスカウトが参加している国際的にすぐれた青少年の社会教育活動です。信者、未信者を問わず、子ども達が自然を通し、仲間との心のふれあいから、「人間を越えた存在に心を向け、神様とのつながりができますように・」と願い、当時主任司祭であったブランチ・フィ−ルド神父様が、1974年、教会の青少年教育の一環として発団を決意されました。

発団以来、教会の皆様方から温かく見守られ、励まされ、また、リーダーの献身的な奉仕と保護者の皆様のご協力によって、今日まで支えられてまいりましたが、この間の道のりは決して平坦なものではありませんでした。日本ボーイスカウト・神奈川連盟・湘南地区・藤沢第16団という巨大な組織の中の歯車の一つとして回転しながら、しかもカトリックの団という使命を負いながら、信者、未信者の保護者、各リーダー、教会(日曜学校)との共通理解を得ることは容易なことではなく、かって34人もいたカブスカウトが0人になったこともありました。スカウトの募集、リーダーの養成、財政の確立等、運営上の様々な問題もかかえつつ、今日まで25年の年月が経過しました。

現在、待望のビーバー隊(小学校入学直前から)も誕生し、カブの仲間もふえ、入団された保護者の皆様方が積極的に指導者、団委員を引き受けられて、自主的に熱心に会合をもつようになり、明るい希望が見えてまいりました。本当に嬉しいことです。

急激な少子化の傾向は「相手の立場になって考える」環境に恵まれず、安易に人をナイフで刺すといった凶悪な青少年の犯罪がふえております。豊かな体験をしている子ども達には非行者はおりません。ボーイスカウトは仲間と素晴らしい体験を通して、人間として一番大切なものを育てる運動です。これからも教会の共同体の仲間として、変わらぬご支援と、特にスカウトの募集に対してご協力下さいますよう心からお願い申し上げます。



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「典礼の目指す事」第8回横浜教区秋季典礼研修会に参加して
北1 岡村 正

毎年2回の教区典礼研修会の内、秋季研修会は、各小教区典礼委員のための研修会で、その他の信徒のために春季研修会があります。

今年の秋季研修会は、10月3日の午後雪の下教会で開かれ、テーマは「幼児洗礼をめぐって」でした。

幼児洗礼の信徒の内70〜80パーセントが教会に来なくなるという現実を前にして、わたしたちは自らの信仰生活を問い直さなければならないでしょう。

受洗の後、その共同体の一員を迎え入れたわたしたちが、どのようにその一員の信仰生活を支えたらよいのでしょうか。両親と代父・代母のみならず、周りの信徒たちも考えなければならないのです。

互いにどのような接触の機会をつくることが出来るか、今までしてこなかったことも含めて信徒の交わりを見なおし問い直さなければらないでしょう。成人の信徒はもちろんですが、子供も信徒のなかだけで育つのでも生きるのでもありません。家庭も、社会のなかにあつてその意味とはたらきがあるように、教会も社会のなかにあって、その意味とはたらきが現れます。

信徒の中で「教会」=「信仰の共同体」ということが言われて久しいが、その意味とはたらきを社会のなかにあつて信徒でない人々との日常生活に体験することが、わたしたち信徒にまだまだ充分ではないように思います。

研修会の講師たちからの、教会において典礼の中での具体的な試みの提案がいくつかありましたが、わたしたち信徒が各々、信徒でない人々との日常生活で信仰を問われる体験をして居ないなら、典礼を信徒のなかだけのものに留めるでしょう。

各々の日常生活のなかでの、信仰を問われる多様な体験を話し合い分ち合う場が、今の「教会」に足りないと思う信徒は多いでしょう。

多人数の小教区での試みとして、信徒の地区会がありますが、そこも信徒だけの内輪の場になっています。「同じ言葉を使って、同じように話してい」るのです。創11: 1バベルの塔。教区典礼委員会で今、子供の信仰を育てるため家庭の中に典礼を見出すことを話し合っていますが、信徒でない人々との日常生活での共にある神の体験(=創造)を、子供と話し合い分ち合えなければ、また夫婦で話し合い分ち合えなければ、典礼になるでしょうか。

欧米と異なり、キリスト者が社会の中でごく少数者であり、また他宗教と共生する日本での「福音宣教」は、先例の無いことをするのだと思います。信徒であるとないとに関わらず、引き合わされる人々の中に、人々の思いや考えに先行する神の創造のみわざを認め、自らそれを人々に告げ知らせるはたらきになる他に福音宣教はないでしょう。先に述べた、信徒でない人々との日常生活での共にある神の体験とは、そのことです。

72人を人々の中に派遣したイエスのよろこびのことばルカ10:21-24を読み返すと、信仰を育てるのは、信徒ではない人々の中へ派遣しそこで人々と共にある神の創造のみわざを生きることを通してであるとわかります。

イエスと戻ってきた弟子たちとの話し合いと分ち合いがどのようであつたか、そこに記されてはいませんが想像できます。

人々の中に既にはじまっている、人々と共にある神の創造のみわざに一つになつて生きるのが、人々との交わりであり、神との交わりなのです。神との交わりが、神のからだになること即ち聖体の秘跡であろうと思います。そして、聖体の秘跡を目指す行為が典礼ではないでしょうか。

ミサ聖祭には、神との交わりに必要なことが、その順序に従って、人々の目に見える形で示されています。

わたしたちに先行する神のみわざへの回心と神の赦し、今ここでわたしたちの交わりの中で語られているみことばを聴く、そしてわたしたちのために既に死なれ復活されたキリストをとおして捧げるいのちが、神との交わりに成ると言うように。それは、聖霊によってわたしたちの内に絶えず新たにはじまる聖体の秘跡なのです。

このように目に見えない、人々と共にある神の創造のみわざを、ミサ聖祭に人々の目に見える形で表す役割を、最後の晩餐以来わたしたちはすべての人に対して負っています。わたしたちが、ミサ聖祭から人々に派遣されるのは、それを証するためなのです。

研修会の終わりに、カンペンハウド神父の言われた「秘跡を通過儀礼にしてはならない」という言葉が心に重く響きました。



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日用品に含まれる有害な化学物質について
辻堂3区 藤江淳美

「海は神のもの神の造られたもの」詩篇95人間は化学物質を約8万種類も作りだし、使い勝手の良さ、便利さを追求していくうちに安全性を軽く考えてしまってるようです。シャンプー・リンス・歯磨き・石鹸などの日用品や化粧品には薬事法で決められた「表示指定成分」という肌、粘膜を刺激し、炎症となりうる化学物質が入っています。

「知ってて使って下さいね。自己責任ですよ、つまり、何が起こっても表示してるのでメーカーは責任を持ちませんよ」という趣旨です。その数は原料として認可されている4000のうち102だけですが最近その中のいくつかは発ガン性、内蔵や目、脳への障害、遺伝子障害、ホルモン障害が指摘されて来てます。「政府が認可してるし、微量だから良い」という考えもあり、現実にこれらについては、法的に何ら規制されてないようです。

しかし環境ホルモンのように超微量で例えば50メートルプールに一滴でも危害が発生するようなものはそんなに楽観視して良いのでしょうか。「危険が立証されてないから規制しない」というのもその理由のようですが欧米では「安全が立証されていないから規制しよう」との考え方です。来年6月から欧州では動物実験を必要とする有害な化学物質の入った化粧品は販売禁止になるようです。

これらの化学物質は分子量が小さいので肌、皮膚、粘膜から瞬時に体内に入り、血流にのって肝臓、腎臓その他の臓器、子宮などに蓄積されます。免疫、抵抗、治癒の力を低下させ、ガンなど悪性の疾病の原因になります。

特に妊娠初期の方は注意して下さい。若夫婦にはこのページを見せてあげて下さい。ある化学物質は、胎児に重大なダメージを与えます。環境ホルモンは日用品に含まれる指定成分の中にも2〜3あります。ビスフェノールAが懸念されるもの、特に今の「缶入り○○」は避けるべきです。(中央公論8月号、脳を侵す環境ホルモン、立花隆、シーアコルボーン対談をごらん下さい)

洗剤は一般に排水口から出て最終的には海に流れますが、合成界面活性剤入りのものは、それが海中でノニルフェノールという物資(環境ホルモン)になり、水面から3000mの深海にまで蓄積され、魚や生物に生殖危害を与えてます。私達は、そのような製品を使い、身体に害を与え、たれ流して、環境に危害を加えているのです。

日本が海中に流している石油科学物資は原油換算・年60万tといわれてます。その60〜70%は家庭の雑排水からです。「環境に貢献する」ことは、簡単です。私たちの家庭からスタートできるからです。

洗面台・バスルーム・化粧台の製品の容器をよく見て下さい。プロピレングリコール・ラウリル硫酸ナトリウム・エデト酸塩などカタカナの文字は並んでませんか?

何が、何故有害なのか・先ず知って下さい。・勉強会を月1〜2回開いています。・本も多数でています。最近のベストセラー「買ってはいけない」も家に1冊はおいて使って下さい。

そして、身体に安全な、できるだけ良い製品に換えることです。 家族の健康に役立つ品を使えば、環境に、海に、地球に貢献できるのです。“地球の叫び”を通訳し、代弁してる地球村の高木善之さんの講演やビデオの会にも、ぜひご参加下さい。安全な製品は今では沢山あります。ガリラヤ(売店)でも2〜3社の品が買えます。

体と環境の改善のための貢献は数が決め手です。多くの人が参加し、有害な科学物資を使わない体と心の喜びを伝えあい神と地球のために心を合わせて祈ってこそ、叶えられると思います。ご一緒に、楽しくやって行きましょう。



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地球を守るために(環境一口メモ)
環境委員会

〈簡単コンポスト〉狭い場所でも堆肥作りや、腐葉土作りに挑戦してみましょう!

その1.ペットボトル編(生ゴミを堆肥に)

@口を切ったペットボトル(角形の大きな物)に、腐葉土二つかみ分を入れる。

A新鮮な生ゴミ(柑橘類の皮や、貝殻は除く)を二つかみ分と腐葉土二つかみ分を良く混ぜる。

BAを@に入れ、その上に腐葉土二つかみ分を入れる。

Cボトルの口をガーゼで覆い輪ゴムで留める。

D日陰に安置する。1週間経って悪臭が出ていれば風通しのよい場所で半日から1日干す。乾燥している時は霧を吹く。

E1カ月で完成。出来た堆肥1、土2の割合で混ぜて使う。

その2.ストッキング編(落ち葉を腐葉土に)

@ストッキングに、できるだけ多くの落ち葉(広葉樹)を固くなるまで詰める。

A@を水に1分間程度浸し、中で揉む。水から出したら、ざるなどで5分間程度水を切る。

BAをビニール袋に入れ、口を閉じずに段ボール箱に入れ、日陰に安置する。

C安置後1週間は毎日取り出して観察し、表面がべとべとしていたり、臭いがすれば、風通しのよい場所で半日から1日干す。 表面を揉んで水分が出てこないような乾燥している状態ならば霧を吹く。

D後は1か月に一度程度取り出して観察し、3か月で完成。土と肥料を混ぜて使う。

「NHKおはよう日本、くらしナットク」より)

※藤沢市ではコンポストの斡施(1台1000円)と電動式生ゴミ処理機の購入費補助(購入代金の半額・上限3万円)をしています。詳細は市役所減量推進課まで。

※教会正門の右側の植え込みの中にも、コンポストを設置しました。生ゴミ、落ち葉を入れて下さい。



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11月の主な行事

1(月)諸聖人
1(月)8・15・22(お食事会)エルダーズ
2(火)死者の日
5(金)初金・例会
7(日)北2ブロック黙想会 午前10時より
11(木)鵠沼ブロックバス旅行
13(土)壮年部の親睦旅行
14(日)七五三祝福式 午後1時中高生遠足
20(土)ケアセミナー午前10時
21(日)王であるキリストの祝日
27(土)福祉部例会午前10時
28(日)待降節第1主日洗礼志願式



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